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第16回宇部地区RC地域対話集会(その3)PRTRデータの整理です。

2020年12月13日

図1-1および図1-2は、2019年度における宇部ケミカル工場の大気への特定化学物質排出量および人への毒性で重み付けされた排出量です。

前者では、トルエン、塩化メチル、ベンゼンの順に排出量が多いですが、後者では、ベンゼンが大部分を占め、トルエン、塩化メチルの順の排出量となっています。

右側の3つの円グラフは同じく、水域への特定化学物質排出量の割合が示されています。図1-4が人への毒性で重み付けされた排出量、図1-5が水生し得物への毒性で重み付けされた排出量です。

重み付けを考慮しない場合は、イプシロンカプロラクタムが大部分を占めますが、人への影響を考慮した場合、イプシロンカプロラクタム、ベンゼン、トルエン、ヒドラジン等の順になっています。水生生物への影響を考慮した場合は、ヒドロキノンとトルエンの二つで大部分を占めることになります。

図1-6、図1-7は、2019年度におけるセントラル硝子宇部工場の大気への特定化学物質の排出量の割合を示しています。前者ではトリクロロエチレン、塩化道連、キシレン、フッ化水素及び水溶性塩の順ですが、後者ではふっ化水素及び水溶性塩が相当部分を占め、ベンゼン、トリクロロエチレンがそれに次ぎます。

同様に、図1-8、図1-9はテクノUMG宇部工場の特定化学物質の大気への排出量の割合を示したものです。
前者は、スチレン、アクリルにトリル、ブタジエンが大部分を占めますが、人への影響を考慮すると、アクリロニトリル、1.3-ブタジエンが大部分を占めるようになります。

図2-1は、宇部ケミカル工場からの大気への特定化学物質の排出量の経年変化を2001年~2019年度について、折れ線グラフで示しています。
同様に図2-2は、人への毒性の重み付けを行った場合の経年変化です。

2001年度では、トルエンが年間150トン位排出されていましたが、2019年度は40トン程度で最も大きいですが、人への毒性重み付けを考慮すると、ベンゼンが一番多く、2001年度に比べると、2019年度は1/5程度に減少していることが分かります。

右側の図2-3、図2-4、図2-5は同じく水域への排出量、人への毒性を考慮した排出量、水生生物への毒性を考慮した排出量の経年変化を示したものです。

水域への排出量はイプシロン-カプロラクタムが年間90トン程度と大きく、トルエンは2016年度で20トン程度したが、人や水生生物への毒性を考慮した場合はトルエンの影響が大きくなります。

セントラル硝子宇部工場の指定化学物質塩化エチレンの大気への排出量は2001年度14トン/年と最も大きかったですが、最近は1/10程度に低下しています。なお2019年度はじめてトリクロロエチレンが9.1トン排出されています。

一方、人への毒性を考慮した場合はフッ化水素及びその水溶性塩が0.7トン/年程度の排出量ですが、影響度が大きいことが分かります。

同様に、水域への排出量については、フェノールが2005年度2.7トン/年程度ありましたが、最近は0.2トン程度に改善されています。

テクノUMG宇部工場からの指定化学物質の大気への排出量については、2001年度スチレンが180トン/年、アクリルニトリル、1,3-ブタジエンがともに120トン/年と多く、当時は独特な臭気の苦情も多かったですが、先述したようにその後の排出源対策により、2019年度ではそれぞれ0.7トン/年、0.2トン/年にまで低減しています。

一方水域への指定化学物質の排出量については、直鎖アルキルベンゼンスルフォン酸及びその塩が2012年度までは40~100kg/年排出されていましたが、2013年度以降現在までほぼ0になっています。

なお、宇部興産(株)藤曲工場の大気への排出量については、紙面の都合省略しましたが、今回の報告(その2)で関連のスライドを上げていますように、HCFC-22が2016年度8.1トン/年あったものが、2019年度には3.1トン/年まで減少しています。

このような資料の調製には相当な時間と労力が必要ですが、グラフで示すと、よりよくわかりやすくなるのは確かです。

今回、初めてのコロナ禍の中でのWeb開催になり、これまでと違ったご苦労をされた、幹事企業はじめ関係者の方々のご努力にあらためて感謝したいと思います。

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