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しばらくたまっていた新聞の切りぬきからコロナ禍について考えてみました。

2020年10月17日

まず、新型コロナウィルスが手強い相手であることを再認識する記事。
2002~2003年にかけて32カ国・地域で猛威をふるったSARSウィルスは感染者8000人、死者は774人であった。これに対して、新型コロナウィルスの場合は世界で感染者数3910万人、死者数110万人と桁違いに大きい。

その原因について、無症状者からも感染することのほか、新型コロナウィルスの巧妙な免疫かく乱機能があることが解説されている。
初期には、免疫細胞を活性化させるインターフェロンと呼ばれるタンパク質の産生を抑制する機能と、その後は別の免疫活性化物質を過剰に創り出させて、免疫が過剰に働きすぎて重症化するという機能である。

新型コロナウィルスは元々中国の武漢から発生し、ネットでは天然起源のウィルスに何らかの人工的な手が加えられているのではないかという情報が流れたことがあり、またウィグル族に対する人権問題や、最近の香港における動きなどから、中国に対する否定的な見方が世界的に増大しているようである。

この新型コロナウィルスが、社会的にどのような影響を及ぼし、今後どのようにあるべきかについて、様々な論説がある。

シリーズ「疫病と人間」の藤原辰史さんの論説で、ややわかりにくいが、このコロナ禍で、ミスダイレクション(本質から目をそらさせる視線誘導)にもかかわらず、次第に社会の非公平性が顕わになり、経済成長優先にも疑問を感じつつあるのではないかとしている。

中村文則さんは、コロナ禍で日本を覆う不吉な空気が悪化のスピードを加速したと懸念されている。

未知なものへの恐怖心が人びとの攻撃性を顕わにしてしまうことは歴史が警告してきたが、とくに日本人はその傾向が強いのではないかと指摘し、感染者への攻撃に目が奪われて、本当に見るべきものを見落としてしまうとされている。

また、感染を恐れて、極度に神経質になる人と、反対にコロナは風邪だと、みんなが恐れていることを自分は恐れていないと思うことに快感を感じる人と、極端すぎるのではないかとされている。

国民同士でゆがみ合うのではなく、政治の荒廃は社会の荒廃につながることを意識し、政治を変えなければ社会は変わらないことに気づけば、日本の未来はいい方向へ行くと希望を託されている。

参考までに、1918 年から 1920 年に流行したスペインかぜは,全世界で患者数約 6 億人で,2,000 万から 4,000 万人が死亡したとされており、新型コロナよりさらに一桁大きい。
http://www.tokyo-eiken.go.jp/assets/SAGE/SAGE2005/flu.pdf

当時は、第一次世界大戦中であり、また現在のように公衆衛生の状況もよくなく、人びとの意識も低かったことがあるが、非常に大きなパンデミックであったことが分かる。

この図は当時の日本における都道府県別の月刊死亡者数であるが、山口県では11月、12月には500~1000人、1919年は小康状態だが、1920年1月には100から200人、2月には500~1000人が死亡している。
ちなみに今回の新型コロナの場合、山口県の死者数は9月11日に1名、現在まで累計2名の死者しか出ていない。

 しかし、最近今回読んだ何冊かの宇部の歴史の本には1918年夏に起きた米騒動のことには触れられているが、ほとんどスペイン風邪のことは書かれていない。
 現在のように過度に恐れ、社会が萎縮することはなかったようである。今のような情報社会ではなく、また人々の覚悟も今の人々とは違ったのではないだろうか。

新型コロナによる、重症患者や死者数などの実害に比べて、社会がどのように変貌するのかの影響の方がうんと大きいような気がするがどうだろうか。 (文責:浮田)

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