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2020年度第2回ESD研修会「学校支援における地域の役割」概要その1
2020年09月22日
9月19日2020年度第2回ESD研修会が上宇部ふれあいセンターで開催されました。
テーマは「コミュニティ・スクールの活動における地元の役割」で、市内で活発な活動をされてきた3人の方に話をしていただきました。
一人目は、平成29年3月に文科省から優良公民館表彰を受けられた上宇部地域で当時
上宇部校区コミュニティ推進協議会会長をされていた中島勝行さんにお願いしましたが、当日の発表は同副会長であった小泉利治元県議さんが話されました。
内容としては、「上宇部中学校の奇跡」といわれた、上宇部中学校のコミュニティ・スクールの成功例と、今後の課題としての地域の健康づくりに向けた取組の二つを紹介されました。
上宇部校区は面積は3%程度、人口は13684人。65歳以上の高齢化率30%。工学部・高専を含む文教地区でもある。琴芝地区を含めた上宇部中学校区の世帯数は12,390世帯、人口は23,518人である。
現在校区コミュニティ推進協議会は上宇部地域づくり協議会に引き継がれているようであるが、その機関誌「かみうべ」によると、令和元年度まで6年間上宇部中学校の校長を務められた師井浩二先生らの努力によって、全国的に「上宇部中学校の奇跡」として賞賛される成果が上げられたとのこと。
冒頭、中島さんからのあいさつにもあったが、上宇部中学校の取組の最大の特徴は生徒達自身の企画段階からの参加であり、地域の4大行事(運動会・夏の節季・秋の文化祭・正月のどんど焼き)には、中学生が参加する。地域と学校の連携がうまくとれるようになったとのことであった。
小泉さんは、夢たまごネットで取り上げられている内容として、①生徒が参画する学校運営協議会、②生徒の生け花が校長室と玄関に、③大人の学び英会話教室、④小中一貫教育グランドデザイン、⑤七夕にみんなの願いを短冊に。⑥新春どんど焼き、⑦あいさつ運動を上げられた。
上宇部中学校区(上宇部小学校、琴芝小学校、上宇部中学校)の小中一貫のグランドデザインは、図にあるように、ふるさとを愛し、ふるさとの未来を創る子どもの育成を目指して、SDGsとも関連付けながら、学び続ける、地域をつくる、みんなが住みよい環境をつくる、人とつながる、の4つの目指す姿に向けて小中学校を通して、こども達の成長段階に合わせて、具体的な方針が示されている。
その中で、学校運営協議会と上宇部中学校区地域協育ネット協議会「夢たまごネット」が重要な役割を担っているようである。
上宇部中の「奇跡」の3つのポイントとしてあげられた、
・わかりやすい言葉で目標の共有
・生徒を主役にする(自己肯定感、自己有用感。参加から参画)
・人を大切にする(ホスピタリティ日本一、スピードは誠意)も参考になる。
また、同じSDGs目標を目指す、教科間を横に、小中高校などの間を縦に、地域との協働を斜めに、カリキュラムをつなぎ、効果的な連携協働の可能性を整理するという考え方も先進的である。
平成30年6月にはコミュニティ・スクール先進例として、山口県議会特別委員会の視察も行われた由である。
さて、一昨年このセンター隣の今釜整形外科が閉じられるにあたり、地域に役立つ用途に使われるならと、便宜を図ってもらい、さらなる地域の交流を目指してふるさと交流館がが誕生することになった。
令和元年10月に、一階は喫茶、まちかどブックコーナーのある地域ふれあいサロン「かみうべ交流館」。二階はリハビリデイサービス「エール」が開設され、子どもからお年寄りまで利用できる新たな集いの場を提供し、上宇部校区の活性化につなげている。
二階の「エール」は要支援認定者を主体に介護予防を重視して、バランスのとれた食事、今釜先生より譲渡された充実した器具の活用で、元気なお年寄りになっていただくことを目指している。
今後の課題としては、かみうべ交流館に関しては、
➀今釜文庫の充実と利活用、②気軽に立ち寄れる憩いの場所、③新しい子ども食堂
が挙げられた。
またリハビリデイサービス「エール」については
コロナ禍での今後の展望
➀健康づくり講座 エールで実施している「機械を使わないリハビリ」の無料体験 コロナの状況をみながら月1回開催からスタートし、
②要介護者から、要支援者、要支援者から元気なお年寄りへと「介護度の改善」を実現しながら事業運営が維持継続できるモデルを構築したいとされた。
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