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先日の九州豪雨の影響を見るため床波~常盤海岸のごみの堆積状況を下見しました。

2020年07月19日

7月上旬の九州豪雨の影響を見るため7月18日床波~常盤海岸のごみの堆積状況を下見しました。

前回6月13日にはいつもにもなくごみが少なかった黒崎海岸ですが、今回はかなりの量のごみがありました。小径木の流れ着いたものも見られます。

今年6月~7月中旬にかけての山口市(赤棒)と大分県日田市(青棒)の雨量を示します。日田市では7月6,7日に200mm前後と6月27日、7月10、14日に100mm前後の雨が降っています。山口市も6月18日と7月6,7日に100mm前後の雨が降っています。

山口県側、対岸の福岡県や大分県側の川から、小径木を含む様々なごみが流出して、潮流や風によってある時間を経て床波から常盤海岸に流れ着き堆積するものと思われますが、どちらからのごみか明確にすることは困難です。

黒崎海岸から床波漁港に向かって少し移動し、2番目の降り口の両サイドにもかなりの量のごみが堆積していました。長さが結構あるので、集めればかなり大量のごみになるように思いました。

地元のお二人がおられましたが、夏が過ぎるとこれらのごみもまた海の方へ移動するというようなお話をされていました。

おそらく、満潮位が高い時期に、ごみが再び海に流されるのかなと思われたので、昨年の後半の宇部港の潮位を示します。

8月のはじめ、9月のはじめ、10月の終わりに400cm程度の高い満潮位があります。
波の高さなども関係するでしょうし、それに影響する風向きや強さも考えなくてはならないと思いますが、簡単ではないですね。

まずは毎日散歩されている方が注意深く観察された積み重ねが貴重だと思います。
海岸ごみのモニタリングなかなか難しいです。

すこし常盤海岸に近づいた黒崎海岸の奥部のごみ堆積状況です。

やはり小径木が多いです。6月13日と比較すると、だれかごみを拾い集めてまとめられたようで、相当なごみがありました。

自然現象のほかに、人手がどう加わるかも、データの解釈には重要な要素です。

(その2)につづきます。

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