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ネコの飼育から、自然共生問題と、ごみ問題を考えます。
2020年06月25日
最近、特にコロナ地策にも絡んで、ネコは屋内飼育がマナーになっているようです。
小生の家では10年近く前から、ノラの母ネコが連れてきた子ネコ2頭を飼っていますが、半ノラで育っています。
最近は屋内に閉め込むようにしていますが、生まれつきが生まれつきですので、本当に難しいです。
もちろん母ネコも子ネコ2頭も去勢手術はしていますが、生まれが生まれですので、できるだけ自由にさせてやりたい思いがあります。
屋内に入れたトイレもできるだけ自然に近いやり方でということで、砂を使っていますが、うんこの除去や、時々は砂を入れ替えてアンモニア臭を取らなくてはなりません。
2,3日前、やっと砂を大部分入れ替えてやりましたが、まだにおいが残るので一部網戸にして昼食をとっていた間に、また脱出されてしまいました。
やり替えた砂は外へ出して、雨水でアンモニアなどを洗い流します。
我が家では、生ごみもできるだけごみ収集に出さないように、畑の隅にごみを埋めて、土に戻す処理を続けています。
この度は、久しぶりに取りだめていたネコのうんこをごみと一緒に土に埋めました。ネコの割にしっかりしたうんこをしています。
今回はうんこが多いのでいつもより広めに掘り、偏らないように埋めました。
主に子ネコ2頭分がこちらでしているようですが、母ネコは別の書庫の土間でしています。この方法はある意味清潔と言えばその通りですが、ずいぶん多くのごみが出るようで、私自身は賛成できません。
1950年ごろはよくネコも飼われていたと思いますが、家と外との出入りは自由で、まして去勢をしなくてはいけないというような話は聞いたこともありませんでした。
おそらく大きな違いは食料事情だと思います。ネコにやる餌は人間の残した魚のあらとかわずかなもので、そうそうネコの数が増えるほどではなかったのだとおもいます。
それがいまでは、どの量販店でもペットフードコーナーがあり大量の餌が売られています。
少し古いですが農水省のデータによると2005年度における我が国のペットフードの消費量は80万㌧弱で、55%が輸入品で、アメリカやタイから輸入されています。
また犬用が60%で、ネコ用は34%を占めています。飼育頭数は犬が2018年度890万頭で漸減、ネコは965万頭で横ばいないしやや増加気味のようです。
https://petfood.or.jp/statistics/safety.pdf
ふんだんに餌を食べさせ、増えると困るので去勢し、コロナ感染の危険性があるとネコも隔離し、ある意味ネコにしてみれば、人間はずいぶん勝手なことをすると映るのではないでしょうか。
たまたま、昨日の宇部日報によると、100頭のネコが密飼いされていたアパートがあったそうです。3頭でも世話が大変なのに、想像を絶する状況です。初めの2頭の去勢を怠ったことで増え続けたようですが、さすがにこれはまずいですね。
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