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2017年度のJICA青年研修の立派な成果報告書が本になって送られてきました。
2020年05月02日
先日1か月前以上前に、2017年度のJICA青年研修のインドネシアからの研修員が236頁もある立派な報告書をまとめたものを、Ube IECAを通して、いただきました。
すぐお礼を言うべきところでしたが、しばらく暇がありませんでした。
こんな形で、研修の成果が持続してくれることはとてもうれしいことです。
渡辺翁記念館の前で、研修生一同懸念撮影することが最近定着しているようです。
宇部方式の基礎を築かれた渡辺祐策翁を背景に映っているのは、スラバヤ市から来られた中学校の教員アズロハルさんで、おそらくこの本をまとめる上で中心になられたお一方だと思います。
沢山の写真も載せられているので、宇部市や山口県のインバウンド観光にも役立ってくれるのではと思います。
2018年2月1日に報告されたジョブレポートのうち、環境教育班のアディさんの発表を読み直してみました。彼はやはりスラバヤ市からの研修員で、NGO団体の幹部をされていて、おそらく、この本のまとめの中心を担われたのかと思います。
アディウィヤタというインドネシアの環境教育の紹介でしたが、いわばESD環境教育的なもののようです。
スライドのうち3枚だけ、挙げていますが、まあ、ESD的な内容であることが分かります。そしてこの実践においての問題点としてあげられているものは、日本とさほど変わらない印象です。
アディさんの所属するNGOは青年組織のようですが、興味を引いたのは「青年とはだれか?」 というスライドです。
まず 「楽観的で、悲観的でない人」 が挙げられており、翻って日本の状況を考えるとき、一昔前に比べて若者の環境問題への関心が低下していて、いつまでも老人が関わっていると、どうしても歳とともに悲観的になっていく傾向があることを反省させられました。
しかし、研修最終日のプログラムレポートでは、インドネシアに帰国後、研修成果を生かす場合に、環境教育班の発表では、ゆるい国民性の問題が挙げられています。また環境政策班の発表では、開かれた行政の重要性や、インフラ整備の必要性などが挙げられていたのが印象に残りました。
個人的には、環境を大切にする気持ちがないとすれば問題ですが、ゆるい国民性がすべて悪いとは思いません。また、日本の焼却を中心としたごみ処理等のインフラ整備がすべてそのまま移転すべきかどうかは、持続可能性の観点から吟味する飛鳥があるように思います。
彼らの送別会での写真です。
持続可能な世界構築のための教育の重要性は認識されていても、実際にそれを遂行していくことはそう簡単ではありません。
しかし彼らがひきつづき、母国のそれぞれの地域のために頑張ってくれれば、JICA事業の成果として国民の理解も得られることと思います。
皆さん、初心を忘れないように頑張ってください。
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