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12月23日、ESD学びあいフォーラムin山口が宇部市文化会館で開催、中国地方の7つのSDGs未来都市の事例発表がありました。

2019年12月26日

先週金曜日23日、ESD学びあいフォーラムin山口が宇部市文化会館で開催され、中国地方のSDGs未来都市の7自治体の事例発表が行われました。

広島県は「SDGsを通じて国際平和を実現する」というテーマで、岡山市は、「岡山市におけるESD・SDGsの推進について」ろいうテーマで報告されました。

宇部市は宇部SDGs推進センター長の小桧山理事が、「「人」によって、まちの課題を克服 ~人財が宝~」「「まちづくり」と共に「SDGs達成」を目指す」といった内容で報告されました。

あとは、岡山県の真庭市、西粟倉村、鳥取県の智頭町、日南町といった山間部の自治体の発表でした。

以下、簡単に内容の紹介をさせていただきます。
写真の多くは、エポちゅうごくのHP(http://epo-cg.jp/activity/syusaijigyo/tojitusiryo1223/
)より、引用させていt抱きました。

真庭市は人口44990人、高齢化率37%で、828km2、木質バイオマスの利用で早くからよく知られています。グループワークの時に質問したところ、木質バイオマス発電は1万kWということでした。また、し尿、浄化槽汚泥、牛糞、生ごみのバイオガス処理、発電も行っていて、液肥の農地還元もされているようです
https://maniwarikyo.org/methane-fermentation-plant/

今回の発表では、北部東西の2地域を、それぞれの特性を活かしながら、つないで地域活性化を図ろうとするもので、広域合併で軽視されがちな地域に配慮した取り組みとして注目されました。
 すなわち蒜山(ひるぜん)高原のススキ(萱)を、社の式内八社の萱(かや)ぶき屋根に使って、どちらの地域にウィンウィンの関係になるような取り組みです。また同市は初年度のSDGs未来都市の認定で、ある程度予算が認められた自治体であり、右上の写真にあるように、地元出身のアーティストにごみを使った「真庭のイノシシ」なるオブジェを作り、各地のイベントに移動可能で好評を得ているようです。

 次に西粟倉村は、大合併の時代に合併を拒否し、人口1450人、高齢化率36%、57.9km2で、93%が森林。戦後の復興期にすっかり山から材木を切り出した後、100年後を考えて植林された杉、ヒノキの森林をあと50年を合わせて百年の森とし、地域が管理できるよう支援することを柱にしているようです。

エネルギー面では再生可能エネルギーを最大限に活かしながら、ローカルベンチャーに力を入れ、Iターンで10%の人口増、子供は20%増、企業数は34で15億円の売り上げになっているとのことである。

鳥取県智頭町は人口 6900人、高齢化率41%で、1/0村おこし運動、百人委員会、住民参加による総合計画づくりで積極的な取り組みを行っていることで知られています。 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=32282
やはり林業を中心とした街づくりがイメージされています。

最後に、鳥取県日南町は、人口4600人、高齢化率50%であるが、ここも林業を核として、Jクレジットの販売や、道の駅”にちなん日野川の郷”で、カーボンオフセットがらみの森林支援協力金などのほか、企業との連携に力を入れている。Jkurejittono hanabaiha


コーディネータの佐藤教授は、SDGsやESDについて、詳しい解説をしていただいたが、印象に残ったことは、SDGsには、実施可能な部分だけを取り上げてやってもダメで、総合的に取り組むことが大事である。その意味では今日の事例発表は、経済、環境、社会などのつながりを意識した取り組みになっているという感想を述べられた。
 また、ESDは「持続可能な社旗の担い手づくり」であり、社会を変えること、自分も変わることの重要性を指摘され、複雑問題であり、不確実性も伴うので、やりながら絶えず軌道修正もしていくような取り組み方が求められるとされた。

 環境省中四国事務所の方の閉会の挨拶では、このような中国地方の中でフォーラムが持たれることは、ほかの地方でないことで、非常に貴重であるとされ、また、小さい自治体の取り組みは具体的である印象を述べられた。
 
受け取り方が、間違っていることもあると思いますので、お気づきの点はご指摘いただければ幸いです。                     (分析:浮田)

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