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家の整理をしていて、気になったごみについて、少し考えました。

2019年04月21日

まず化粧品のビン類です。耐熱ガラス、すりガラスはそれぞれホウケイ酸ガラス、鉛ガラスの材質のものがあるようです。

宇部市では、化粧品の容器の分別区分は、すでに「びん・缶」の資源ごみになっています。
ただし、プラスチック製の部分はプラスチック製容器包装ごみ。両者ともよく洗って出すことになっていますが、結構難しいことも多く、その場合は前者は燃やせないごみ、後者は燃やせるごみになっています。

化粧品もだいたい値段が高いので、だいたい凝ったデザインの容器が多いですね。

材質の違いから、燃やせないごみの区分にしている自治体もあると思いますが、最近は、もうソーダ石灰の材質のものが一般的になって、特殊材質のものは少なくなっているのでしょうか。

すぐ棄てるにはもったいないガラスビンを並べてみました。

保存食品の容器や実験のビーカー代わりや、花瓶に使えそうなものもあります。

この中で、リユースビンの表示があるものはわずかに後列左端のビンのみです。

化粧品と同様、高価な製品ほど容器にもお金がかけられるので、凝ったものが多いです。ウニのビンなどなぜこれほど重い容器が必要か疑問です。
やはり炭素税ををかけるなりして対策を考える必要があるのではないでしょうか。

上のグラフはガラス容器一般のリサイクルあるいはリユースのライフサイクルエネルギーの比較や、徐々にリユースビンの割合が低下している状況を示しています。
https://www.meti.go.jp/policy/recycle/main/data/statistics/pdf/glass.pdf

ライフサイクルエネルギーの比較については、下記の報告書で詳細は記述されていますが、リユースビンが、リサイクルビンやペットボトルよりも、エネルギー消費量はうんと少ないことが分かります。
https://www.env.go.jp/recycle/yoki/c_3_report/pdf/h16_lca_chousa_honpen.pdf

下のグラフも同様に、その報告書からの引用です。ビール等の容器がガラスビンからアルミ缶に置き換わってきた状況が明確に表れています。

左側のグラフは清涼飲料水の容器ですが、スチール缶やガラス容器からペットボトルに置き換わっていった状況が表れています。

次に、プラスチック製容器包装ごみで気になる点として、容器に貼ってあるラベルが紙の場合は剥がさなくてはならず結構面倒です。

また液体洗剤やシャンプーの容器などは中身を使い切り、水洗いしても、なかなか泡が消えないのが気になります。

ミネラルウォーターのペットボトルはインドネシアのものですが、11gと軽量で、プラスチックラベルも控えめにしてあります。こちらはリデュースの一種ですね。

三番目は紙製容器包装で、気になったこととして、粉末洗剤の容器で、どうしても一部洗剤が残りますが、これがリサイクル時に影響を与えないのか少し気になるところです。

さらに、ダンボール類でよく使われているビニールテープです。これらをきちんと剥がすにはかなり手間がかかります。

最近は箱の内側に補強のための細いビニルテープが貼られているものがあります。
プラスチックの使用量は少ないですが、これも剥がすのはかなり面倒です。

あるいは、紙のリサイクル工程で浮上分離で簡単に除去できるのでしょうか。
銅製のホッチキス等金具は外してから出すようになっていますが、おそらくビニルテープよりは金具の方が、リサイクル工程で除去しやすいのではないかと想像します。

徹底した分別には、家に作業するスペースも必要ですし、高齢化が進につれて、面倒な分別は難しくなります。

生産者側も、売ることばかり考えずに、できるだけ無駄をなくし過剰な容器包装を心がけていただきたいものです。

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