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「法華経はなにを説くのか」 久保継成著 春秋社 の読後感です。

2018年10月13日

「法華経はなにを説くのか」 久保継成著 春秋社 の読後感です。

われわれは、すべからく、無限の時空の拡がり中の、この一点に生きている。

このことは夜空の宇宙の広がりを見れば感じることができる。一億光年の星の光は光の速さで1億年かかる彼方から届く1億年前の光を見ている。

そして誰もが、数知れないつながり「縁起」の中に生きている。それぞれ貴重な存在である。

著者は、人間と他の生きものの関係についても忘れてはならないこと、よりよい社会に向けて多くの人が、気づき、行動をとることの大切さを指摘されている。

また、かなりの部分で、人と人との間のコミュニケーションの大切さと方法論が説かれている。

幸せに生きるためには、「自他の境を乗りこえ、人びとが互いのいのちを大切にしあえる社会をつくりあげること」である。

話し合い、コミュニケーションをとって、ねばりづよく説得することすることがだいじである。

常にそのことを意識し、精進することが、「悟り」と言ってよい。特別の人ではなく、誰もが気づけばできることであると説かれている。

法華経の中に「三界火宅の譬喩」が説かれているが、火宅は色々問題のある現代の世の中というように捉えることができる。

その中から抜け出すよう説得することのむずかしさが書かれている。

耳を傾けない人達には、増長慢の人達、物欲や名利欲にとりつかれた人達 がいる。

人は様々な考え方を持ち、自分の意見が正しいと考えるのが一般であるので、やむをえないことであり、人を軽んじず、自分が軽んじられても気にせず、忍耐と寛容の精神を持たなくてはならない。

まず、人類の平和的共存を実現すること、その上で、人と自然との共生(環境倫理)について考えなければならない時代であることも指摘されている。

今回この本を読んで、法華経の教えが、現代のわれわれの生き方にそのまま当てはまる教えであり、本質に気づく力、コミュニケーション力、実践力など、ESDにも通じる内容があることがわかり、いい勉強になりました。    (文責:浮田)

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