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インドネシアのブンカリス県から水道技術研修を受け入れています。
2018年09月07日
9月3日、ブンカリス県水道公社から4名、県の関係部署から2名の6名の研修員が末次副市長を表敬訪問しました。
今年度は、このJICA草の根技術協力事業のプロジェクトの3年目、最終年度です。
ブンカリス県の面積は山口県よりやや広く、人口は54万人くらいで、山口県の140万人と比較すると少ないです。
上水道の普及率は15%弱です。2016年度の、簡易水道も合わせた水道普及率は宇部市99.3%、山口県は93.4%です。
ブンカリスでは、農村部にPAMSIMASという、配水管飲料水を主体にした、簡易水道施設がかなり普及していて、これを合わせると、実質はもう少し上がります。ただこの方式は配水管による各戸配水のサービスはありません。
ブンカリス地区は県庁所在地ですが、泥炭で形成された平坦な地形で、有効なダムを造りにくく、水量面でも、また水質面でも大変厳しい条件にあります。
当然、満足度の高い水道水を供給するためには、コストは高くなるはずですが、収入に応じて4%を超えられない規定があるので、むやみに水道料金を上げることが出来ないとのことです。
宇部市の上下水道局の協力によって、その指導の下、着実に成果がでているようですが、行政トップや水道公社幹部の理解とリーダーシップがもっとも重要な要素です。
プロジェクトが終了しても、持続可能な社会を意識して、自立的な努力を継続されることを期待しています。
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