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「弘法大師に出会う」を読んでいい勉強になりました。
2017年12月22日
空海の教えは、比較的現代人も通用する、生き方を示していると思います。
修行を積んで自分を確立してから世のため人のために役立ち、最後は自由自在に生きるという、人間の精神的成長段階を示した「十住心論」もよく知られていますが、今の世の中に十分通用する教えだと思います。
ここに紹介するのは、比較的お若い著者ですが、空海の考え方を、本質を理解して、わかりやすく書かれている「弘法大師空海と出会う」という本です。
その中で、人間の苦しみの原因である、貪・瞋・痴すなわち、貪欲(とんよく)・瞋恚(しん に)・愚癡(ぐち)、の三毒(煩悩)を、いかに断ち切るかということに関して、自我の枠を取り払うことによって、煩悩を利他のエネルギーに変えていくことができること、またいかなる苦しみの中でも、その気持ちをしっかりもって、行動することによって、結局自分が救われることになるということを教えてくれているように思います。
引用した部分は何頁かに亘るびとびの抜粋で、また小さくて恐縮ですが、前半は、先述の自我のこだわりを捨てることができれば、大我への道が開かれることが述べられています。
、弘法大師は、63歳で入定されるまで、利他行を実践され、長い歴史を経ても、多くの人達の信仰を集める存在になられたのだと思います。
最後の段落は、自分が煩悩の苦しみの中にあっては、つい、自分自身がこんな苦しみの中にいるのに、他に目を向ける余裕などないと思ったり、あるいはつい、自分の気にくわない人やペットにつらく当たったり、しがちになりますが、それではいけないことを教えてくれています。
もちろんこのような、気持ちになれるには、それなりの状況が必要でしょうが、「なぜ自分が」とか、「なぜ自分の身近な家族が」 などと、思っていては、いつまでも、その苦しみから抜け出すことができません。 (文責:浮田)
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