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宇部環境国際協力協会(アイカ)の総会と環境国際セミナーがありました。

2017年06月16日

6月13日、宇部環境国際協力協会の平成29年度総会がありました。

理事長は10年間つとめた浮田 正夫から松田 博 山口大学名誉教授に交代しました。

記念品として、アイカからすてきな胡蝶ランを贈っていただきました。

現在2年目に入っているブンカリスの水道水質改善に関するプロジェクトのコーディネータとしての責務は引き続き果たしていくつもりですが、長い間ご支援いただきましたこと、感謝いたします。

総会後の環境国際セミナーでは、山口大学工学部社会工学部建設工学科の山本浩一先生に、インドネシアリアウ州ブンカリス県ブンカリス島北岸の大規模な海岸浸食について、これまでの研究成果について話していただきました。

まちなか環境学習館の職員でもある香川拓輝さんは、山本研の一員として調査研究に携わっているので、また彼からの現地報告も発信されると期待しています。

ブンカリス島は全体が泥炭質土壌で覆われていて、おそらくマラッカ海峡に面したマングローブ林をなくしたことに端を発して、大規模な海岸浸食が問題になっています。

アブラヤシの大規模農園ンには灌漑および運搬用の水路網が建設されていて、浸食海岸近くの地下水勾配が大きくなることも大規模な地盤崩壊の要因になっているようです。

今年度から、3年間行われる科学研究費による、先生達のグループの研究に期待したいと思います。

先の大規模崩壊の現場は、右下のグーグルマップの衛星写真からも確認することができます。

2014年から2015年にかけての浸食崩壊に伴って、海に排出された、有機炭素の量は24万トンと推定されています。

一方、同島の西南部には、土壌の堆積による干潟形成、マングローブ林の再生が見られる場所もあり、注目されています。これも右士あのグーグルマップで確認することができます。

山本先生はうまく漂土を誘導して、効率よく干潟造成、マングローブ林の再生ができれば、CDMの対象として可能性があるのではないかとされました。


私見ですが、海岸浸食の問題は、どちらかというとインドネシアの国土保全の見地からの視点が大事であり、CO2排出の観点からすると、泥炭湿地林の開発による大規模火災の方がより重大だと思います。

ただCDMとして認めさせるには、きちんとした評価が難しいのではとの山本先生の見解でした。

パーム油の消費に絡んでいますので、われわれにとっても無縁ではなく、いずれにしても、大変重要な環境問題です。

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