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先日の谷和樹先生の公開授業と研修会に参加されたMYさんの感想です。
2017年06月12日
以下、原文のまま紹介します。写真はMUが適当に入れました。
藤山小における公開授業・谷講師の講演の感想
◇谷氏の授業は、私自身の経験はもとより、今、40代になっている息子たちの小学時代に見た授業参観を振り返っても(私には孫がいないのでこの経験しかない)、異次元のものを見聞した感じを受け、驚きであった。
◇何と言っても、生徒一人一人が、非常に授業を楽しんでいたこと(その様に見えたこと)。谷氏は、この公開授業のクラスの生徒達には、授業のわずか5分前に初めて会ったとのことだったというが、まるで担任の先生と生徒達とのような雰囲気が醸成されていた。驚きだ。
◇谷氏によると、授業にとり、最も大切なことは、「全生徒を授業に熱中させる」ことで、それには「簡単な作業」をさせることが必要だと言う。それは「学習することを声を出して読ませる」こと、「隣の人と相談」させることであり、これについては、決して妥協してはならない(きっちりやるまで)とのこと。先ずこれがユニーク。
◇授業での驚きは、谷氏の問いかけに、生徒の一人一人が、積極的に応じていたこと。授業のときには、気づかなかったが、授業後に行われた同氏の講演によると、問いかけ方に「技術」があるという。問いかけには①「分かる人は(手を挙げて))、②「何か気づいた人は(同)」、➂「何か思った人は(同)」、④「ほんの少しでも思ったことのある人は(同)」等々があるが、①の問いかけ方では、ごくわずかの生徒しか手を挙げず、残りの多数の生徒は乗ってこない。➁,③と程度を緩め、④くらいになると殆どの生徒が手を挙げる。つまり「思ったことを何でも言えばいいのだな」という気にさせること。そして、その答えが、どんなことであれ、決して起こらず、評価してやること。これが大切だという。このような子供たちを授業に引き込む技術についての説明を縷々と。
◇さて、公開授業・谷講師の講演に対する私の感想(印象)だが、正直に言って、すうっと頭に入ってこなかった。きっと私が谷理論に代表される最新の教育方法に対し、ガラパゴス化しているせいだと思うが…。谷氏の専門は「教育技術」とのことだが、先ず、この言葉に違和感を感じる。確かに、この技術により、生徒たちは「楽しい1時限の授業」を過ごすことが出来るであろう。しかし、教師が細心の注意と労力を払って、この「教育技術」を行使して、得られる本来の学習効果(既定の必要な学力の取得)はどうか。果たしてそれに見合うものが得られるのか。いわゆる「費用対効果」の問題はどうか。「家庭での予習、学校での教科書に基づいた(生徒の個性を考慮しない)スタンダードな授業、そして家庭での復習」。私時代のこの基本的な学習サイクルが、私には効率的な学習に思える。私には、この「教育技術」は、全生徒を授業に引き付けるために、多くの生徒たちの能力、気持ちを忖度した非常に「全体最適」志向の強い授業に思えた。最近、小学生の低学年からの塾通いが当たり前と聞く。ここに、學校で得られない本来の学習の補完が求められているのではと思うのは、私の邪推(塾での教育内容も知らないし)であろうか。
◇谷氏は、先生方に対し、「教育技術」と共に、教師のベーシックスキルとして「表情(笑顔)」以下10のスキルの必要性を訴えておられた。それに加えて講演会の冒頭の挨拶で、市教育委員会の方が協調されていた「ESD教育に充実・推進」も大変な負荷であろう。先生方の「大変さ」を思い知り、同情の念を強くした「2時間半」でもあった。
以上
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