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9月20日の見学、3番目はアースクリエィティブリサイクルセンターでした。
2016年09月23日
9月20日の見学の最後は、(株)アースクリエイティブでした。
同社は、事業系一般廃棄物収集運搬業、産業廃棄物収集運搬業、一般廃棄物・産業廃棄物処分業、食品リサイクル業、浄化槽清掃及び維持管理業 を事業内容としていて、エコアクション21取得企業、山口県優良基準適合事業者(産業廃棄物処分業)であり、積極的な経営で知られています。
リサイクルセンターの主要製品は食品加工残渣や賞味期限切れ食品などを原料としてブタや鶏などの飼料、きららエコフィードです。
レストラン等の廃食油を回収して、バイオジーゼル燃料も生産されています。
製品は、軽油に5%以下混合する方式ではなく、100%BDFの形で宇部市などで使われています。
1Lあたり118円+消費税で売られているようですが、制度的な面倒さをさけるため、廃食油は1円/Lの有価引き取りとのことで、なかなか事業としては楽ではなさそうな印象を受けます。
副産物として出てくるグリセリンは今のところ産廃として処理委託されているそうですが、土壌改良材等としての利用も検討中とのことです。
ちなみに右上の写真は飼われているダチョウで、エコフィードによる飼育可能性を研究中です。
弁当ガラや食品の混ざったトレイから、プラスチックのみ分離する実演を見せてもらいましたが、見事にプラスチックのみ分離されてきて驚きました。
食べ物ごみとプラの分離は非常に重要なプロセスなので、関心を持ちました。
発泡スチロールの箱などから、ポリスチレンインゴッドが通クラレ、中国に輸出されているそうです。
原料は軽いですが、インゴッドは8,9kgあるそうです。
最後に見せていただいた、廃プラスチック油化システムは結構コストのかかりそうなプロセスで、稼働率がどの程度なのか聞くことができませんでしたが、BDF同様、経営的には厳しそうな印象を受けました。
同社は、このほかにもトイレットペーパーの再生も手がけられたり、積極的な取り組みされていて、感心します。
廃食油の回収システムの整備の期待も、担当者から聞かれました。
今回台風のおそれがあった中で、こころよく見学を受け入れていただき、丁寧に説明していただきました。参加者一同、大変よい研修ができた者と思います。
宇部興産コンサルタント(株)、(株)広島企業 宇部テクノリサイクルセンター、(株)アースクリエイティブの皆様に感謝いたします。
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