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夢のある話・海底の金銀、採取成功

2016年02月28日

 昨日のインターネットニュースです。

 25日、海洋研究開発機構などの研究チームは国内最大規模の熱水鉱床が広がっている沖縄本島沖の海底を掘削して、金や銀の採取に成功したと発表した。

 那覇市の北北西約190キロの海域「伊平屋北海丘」に2010年、地球深部探査船「ちきゅう」で水深約1000メートルの海底に直径50センチの人工的な穴を掘り、定期的に観察してきた。

 穴からは約310度の熱水が吹き出し、溶けていた金属成分が海底の噴出口付近で冷え固まり「チムニー」と呼ばれる煙突状の人工の鉱床が出来た。

 海底の掘削から5カ月後、鉱物資源を含む人工の「チムニー」が成長していた=海洋研究開発機構提供(朝日新聞より)

 その人工的にできた鉱床は1日0.11トンのペースで高さ7メートル以上に成長し、13年の成分解析では1トン当たり金1.35グラム、銀数百グラム、銅45キロを含んでいたそうです。

 今井亮・秋田大教授(鉱床学)によると、今回の金の含有量では採算を取るのは難しいが、銅やレアメタルも多く含まれれば価値は上がるといい「日本の領海内で資源を確保しておく意義は大きい」と話している。

 日本は四方を海に囲まれ、広い海域を誇り、豊富な海洋資源に恵まれている。

 是非ともこれを有効に活用できるような技術開発に力を入れて欲しいものです。

 ちなみに金のみを採掘対象とする鉱山の最低金品位は鉱石1トンあたり2グラム程度だそうです。

 また、世界の主要金鉱山の平均品位は約3〜5グラムだそうです。

 国内の金鉱山としては鹿児島県北部にある菱刈鉱山が有名であるがここでは鉱石1トン当たり約40グラムと高品位を誇っている。(P)

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