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今日は風邪の日
2016年01月09日
なぜ今日が風邪の日か、確かに正月が明け、少しばかり時間も経ち、緊張がほぐれ、疲れもある、風邪をひいてもおかしくない時である。
それでもなぜこの特定の1月9日が風邪の日かとちょいと不思議に思いますすが、これには次のような逸話がある様です。
時は江戸時代、1795年(寛政7年)のこの日、歴代随一の名横綱、谷風梶之助(たにかぜ かじのすけ)が江戸全域で猛威を奮ったインフルエンザにかかり、45歳の現役で亡くなったことにより今日を風邪の日と言うようになったとのことです。
谷風は1750年、現在の宮城県仙台市の豪農の一家に長男として生まれ、本名は金子与四郎(かねこ よしろう)と言い、幼少時からその怪力は有名であった。
1768年(明和5年)に力士となり、1776年(安永5年)10月場所に2代目「谷風 梶之助」と改名、1781年(天明元年)3月場所後に大関へ昇進する。
そして、小野川喜三郎や雷電爲右エ門とともに、最初の相撲黄金時代を築いた。
1778年(安永7年)3月場所初日から1782年(天明2年)2月場所7日目まで、江戸本場所で土付かずの63連勝(止めたのは小野川喜三郎)、さらにその後43連勝を記録した。
この63連勝は、約150年後に双葉山定次が69連勝を達成するまで最多連勝記録保持者だった
もっとも、この63連勝は江戸本場所だけの連勝記録で、京都本場所・大坂本場所の成績も含めた場合は、1782年2月場所8日目から1786年3日目まで98連勝を達成していることとなる。
いかに凄い力士かがわかる。
この谷風が亡くなる10年ほど前、「土俵上でワシを倒すことは出来ない。倒れているところを見たいのなら、ワシが風邪にかかった時に来い」と語った逸話があり、45歳でさしもの大横綱も現役のまま風邪に倒れてしまった。
そんなことで1月9日が「風邪の日」と言われるようになったそうです。
谷風は力量だけでなく、品格抜群の人間的にも立派な人だったそうで、そのため人々に愛され、天下無双の大横綱にふさわしい実績か四股名「谷風」は現在でも「止め名:二度と使われないことになっている四股名」になっているそうです。
これから寒さも一段と厳しくなるかと思います。
インフルエンザも流行ることが懸念されます。
是非とも体調管理を徹底し、風邪をひかない様にしたいものです。(P)
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