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北極圏の気温、1900年以降最高に

2015年12月17日

 昨日のインターネットニュースです。

 地球温暖化対策の新枠組み「パリ協定」を採択した国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)はパリで13日、化石燃料からの脱却を目指す姿勢を世界にアピールして閉幕したが、このニュースに水を差すようなニュースです。

 米海洋大気局(NOAA)が発表の年次報告書(2015年度版)で分かったことであるが、温暖化の進行が著しい北極圏で気温が観測開始以降で最高を記録したとのことです。

 それによると北極圏内陸部の気温平年差が1.3°上回り、記録が開始された1900年以降で最高であったとの事です。

 北極圏では世界の他の地域の2倍以上の早いスピードで温暖化が進んでいるとのこと。

 それによってセイウチの生息環境が急激に変化されられているとのこと、通常セイウチなどの大型海洋哺乳類は繁殖、出産、餌探し、嵐や捕食動物からの避難などのための場所として海氷を利用しているがこれが少なくなり、多数のセイウチがアメリカアラスカ州の北西部の陸地に移動することを余儀なくされているとのこと。

 群れの過密化や餌が見つかりにくいなどの問題が発生しているとのことです。

 また、タラ、アカウオ、カレイなどの亜北極に生息する種類の魚が、北方の北極海に移動しているとのこと、

 これらの魚の生息地移動は、もともと北極海に生息する小型魚に捕食魚の大群に直面するという、生き残りの問題をもたらしているとのことである。(P)

 AFP=時事より。

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