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北九州次世代エネルギーパークとその周辺を見学しました。

2015年10月21日

10月14日(水)北九州市の若松区にある次世代エネルギーパークを見学する機会が有りました。

大気汚染公害の追放は宇部市の方が先輩でしたが、北九州市は宇部市より先駆けて。グローバル500賞を受賞し、広大な埋立地に、リサイクル産業を誘致するエコタウン先進都市として、世界に名をはせるようになっています。

また、昨今はエコタウンを中心としたリサイクル産業のみならず、次世代エネルギーの一大集積地として特徴を出しつつあり1990年グローバル500賞、2008年環境モデル都市、2011年環境未来都市に引き続き、グリーン成長モデル都市として世界で4都市のうちの一つとして選定されています。

ちなみに、宇部市も全国で60ある次世代エネルギーパークのうちの一つとして、山口県では周南市ととともに、ときわ公園が認定されていますが、価値のあるものと再認識しました。

エコタウンセンターは2001年6月から、次世代エネルギーパークは2010年から開設しています。

再生可能エネルギーとしては、風力発電は21,690 kW、 太陽光発電10万kWその他であり、最近は洋上風力発電の計画に力を入れています。

また、後述するLNGを原料とした都市ガス製造工場も2014年11月から稼働しています。

本来の資源循環の観点でも、98%の再資源化率を誇り、残りの2%もサーマルリサイク
ルののち、スラグとして利用され、ゼロエミッションを達成しているとのこと。

八幡東田地区ではスマートコミュニティーの計画が進められています。

左上の写真は、水素を燃料にする燃料電池車用の水素ステーションで、水素は水の電気分解により作られ、充填には5~10分要するそうです。

右上:電気バスもエコセンターと戸畑駅の間を1日2往復運転しているそうです。

左下:集光追尾型太陽光発電で161 kW、展示物は280 Wで、高温に強いガリウム・ヒ素太陽電池です。26度以上の高温になると発電効率が低下するシリコン系に比較して、熱に強い特徴があるが、まだ値段が高い難点があるとのこと。

ひびき北緑地に設置されている、風力発電は1500kWが10基、合わせて15000kWであるが、住宅地からは1km以上離れており、騒音等はほとんど意識されていないそうです。

ガイドさんの説明では、北九州市民は環境意識が高く、市が環境都市として売り出していることに理解があることも関係しているのではとの話でした。(つづく)、

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