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今日は台風特異日
2015年09月26日
気象や天候には特異日というものがあるそうです。
その理由は良くわかりませんがその前後の日と比べて偶然とは思われない程の高い確率で、特定の気象状態(天気、気温、日照時間など)が現れる日のことを言うそうです。
それらには晴れの特異日(1月16日、3月14日、6月1日、11月3日)、雨の特異日(3月30日、6月28日、7月17日、9月12日)、などがあり、そして台風の特異日として9月17日と本日9月26日があります。
台風特異日は統計上台風が日本列島に上陸する回数が多い日ということです。
特に今日26日頃に日本に上陸した台風は大きな被害をもたらした台風があることで有名です。
その台風を上げて見ますと、まず一番古いもので、1954年9月26日、洞爺丸台風で、九州地方、中国地方を上陸通過し、日本海へ抜けた後に更に発達しながら北上し、函館港沖では洞爺丸の転覆事故を、岩内町では3,300戸を焼失させる大火を引き起こすなど、北海道を中心に死者、行方不明者1,761名の犠牲者を出しています。
これは函館港沖で転覆した洞爺丸です。(毎日新聞より)
次に1958年9月27日、狩野川台風で、神奈川県に上陸し、伊豆半島と関東地方に大きな被害を与えた台風である。上陸時間が27日午前0時頃ということで26日の特異日の一つとして数えています。
この台風では死者、行方不明者1,269名の犠牲者を出しています。
水害によって水没した街並みです。
そして1959年9月26日、伊勢湾台風で和歌山県の潮岬に上陸し、紀伊半島から東海地方を中心とし、ほぼ全国にわたって甚大な被害を及ぼした台風です。
伊勢湾沿岸の愛知県・三重県の被害が特に甚大でありこの台風で死者、行方不明者5,098名と台風被害としては最大の犠牲者を出しています。
伊勢湾の干拓地帯が一面に水で覆われ大きな被害を出した。
これらの台風発生時期は現在の様に観測体制が整っておらず、直前まで正確な進路、勢力など把握できず、対応が遅れたことが被害を大きくしている。
しかし、最近は観測体制は整ったとはいえ、温暖化の影響もあり、強い勢力を保ったまま上陸するといった台風も出てきています。
油断は禁物で、常に備えを、そして早めの避難などが必要になって来ています。(P)
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