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掃除機のちょいと耳寄りな話

2015年09月15日

 各家庭でほぼ毎日使われている掃除機、あまりにもなじみが深いのであまり気にしたことはないが、考えてみるとこれはなぜといった疑問が出てきた。

 それは電源コード、コードリール式のものがほとんどで、必要に応じて引っ張り出して使っているといったところが普通の家庭かと思います。

 そして引っ張り出しの最後の方にまず黄色いテープがまかれており、もう少し引っ張り出しすと赤いテープが巻かれているところが出てくる。

 これらはなんとなく終わりの印であろうとは思っていたが、なんとこれにもちゃんとした規格があるそうです。

 それはJIS(日本工業規格)です。

 JISとは、工業標準化の促進を目的とする法律に基づき制定された国家規格です。

 それには「コードリール式のものは、コードの終端部に容易に取れない方法で黄色及び赤色の印を設け、かつ、コードをすべて引き出したとき赤印は器体の外に完全に出ていなければならない」と、そして黄色と赤の印の間隔についても、800ミリメートルと決められています。

 この企画の原案をつくった日本電機工業会によると、巻き取り式の場合、どこからどこまでをコードの長さとするかをはっきりさせるために、赤い印をつけることになったとのこと。

 赤色のテープの意味は大体想像がつくが、これ以上引っ張ると断線の原因になりますといった意味でつけられている。

 では黄色いテープはというとどうやらその意味合いは定かではない様です。

 しからば、製造しているメーカーはどのような意味合いでつけているかというと、どうやら大きく分けて二つの意味合いがある様です。

 その一つは使用する際にはこの黄色い線のところまで出して掃除機を使用しましょう。

 短く出した状態で使用すると常にコード引っ張れて断線の原因になりますということだそうです。

 もう一つはコード収納部分の近くにあるモーターの発熱により、コードに負担がかからないようにするためとのことです。

 いずれにせよ資源を大切にする意味からも掃除機を長持ちさせるためにはあらかじめコードを黄色いテープのところまで引っ張りだして使うことが推奨される様です。(P)

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