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宇部市がマレーシアからごみ分別の導入に関して5名の研修生を受入
2015年09月01日
8月31日、宇部市と宇部環境国際協力協会がクレアのモデル事業で、マレーシアのマラッカ州から5名の研修員を受入れ、約10日間の「宇部方式」によるごみ分別の導入支援の研修がスタートしました。
市長表敬では、市著は、循環型社会への取組では、市民の理解、企業の参画、行政のたゆまぬ努力が重要と強調されました。お土産は何か考えてますかと質問に、意外にカタカナの印鑑づくり、それからマウンテンバイクの品定めという答えがあり、びっくりしました。
今回の研修はごみ分別リサイクルに焦点を絞ったもので、宇部市にとっても初めての経験です。研修員の学ぶ意欲は具体的であり、旺盛です。お世話する方も緊張感があります。
文化会館に移っての、開講式とカントリーレポート発表会では、マラッカ州は人口86万人、面積1656km2、3地区と4行政区がある。山口県と比較すると、人口は山口県の60%程度、面積は27%程度です。
カントリーレポートには市民の方々も多く参加していただきましたが、残念ながら十分な交流の時間がとれず、申し訳ありませんでした。。
早い時期に世界遺産に登録され、観光客は年間1500万人にものぼる。サビエルゆかりの土地です。マラッカのザビエル教会は焼失前のザビエル聖堂に似ていますね.
経済統計として、州内GDP、一人あたりのGDP、成長率が示されました。GDPは山口県の14%弱で、工業とサービス業が87%を占めています。
ちなみに山口県でもサービス業と工業で94%を占め、意外に第三次産業が大きいことを再認識しました。
研修受け入れ側では、このような経済状況の違いも理解しておくことが必要です。
なお参考までに、人口86万人のマラッカ州のごみ処理関係経費はまだ、焼却施設もこれからですが、年間29億円、人口17万人の宇部市の場合は19億円です。
宇部市の様々な取組み、ごみ処理状況の現場見学、リサイクル関連企業への見学などのほか、環境衛生連行会やごみ減量推進員、まちづくりサポーター、サポートメイツなどボランティアの方々とのディスカッションもあります。
市長表敬の時に市長が、「すぐにそちらに追い越されることもあるでしょうね。」と言われていましたが、すでに買い物袋を生分解性プラスチックに変える、発泡スチロールの箱は使用禁止とするなど、州政府の権限で実行し、新しい産業を育てようとしていることなど、すでに追い越されている部分があることに驚きました。
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