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ひっそりと休むクロアゲハ蝶

2015年08月28日

 台風15号の過ぎ去った翌日、家の日影の壁にひっそりと一頭クロアゲハ蝶が止まりどうやら休息を取っている様子でした。

 その姿はどうやら台風の余波を羽に受けた様で右側後ろ羽の先が欠落していした。

 どうしてこの台風の雨風をしのんだか話すことが出来れば聞いてみたいものでした。

 しばらくして、どうやら人間に見つけられてしまい、脅威を感じたのかいつの間にか飛び去ってしまいました。

 ところで蝶の数を数える時に一匹、二匹と数えず、なぜ一頭、二頭と数えるのでしょうか。

 その謎を解くカギは意外なところから、そのヒントは英語にあります。

 元来、英語では牛などの家畜を"head"で数え、例えば5頭の牛を"five head of cattle"といっていました。

 日本語にも「頭数(あたまかず)を数える」といって、人数を「頭」で把握することがありますが、"head"もこれと同じ考え方です。

 この用法は、動物園で飼育されている動物を数える際にも使われ始め、動物園で飼育している生物全体の個体数を、種類に関係なく"head"で数えるようになったのだそうです。

 そのうち、昆虫学者達が論文などでも研究対象であるチョウの個体を"head"で数えるようになり、それを20世紀初頭に日本語に直訳したものが現代の日本語に定着した、という説が有力だそうです。

 日頃、あまり気にせずに使っている言葉も元をただしてみると意外で、面白いことが分かります。(P)

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