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環境サロン低炭素のまちづくり第4回「ごみはなぜ分けなければいけないか」を終了しました。

2014年10月04日

10月1日(水)藤山校区への出張サロンの2回目を、環境衛生連合会藤山支部と共催の形で、藤山ふれあいセンターにおいて、通学合宿をしている藤山小学校の5年生、6年生合わせて22人を対象に、実施しました。始めに、うべ環境コミュニティーの浮田が標記のお話をして、その後、宇部市廃棄物対策課の方々に「ごみ分別ゲーム」をしていただきました。
 こども達は泊まり込みですので、夕食後、19時から1時間半の予定でしたが、ゆっくり落ち着いて参加してくれるので、こども達と接触するにはなかなかいい場であると思います。
 通学合宿のお手伝いをするボランティアの高校生や、食事のお世話していただいている方々、環衛連の関係者の方、市役所の方等、関係者を含めて、総勢38名の参加があり、盛会でした。
 夕食後の片付けや、風呂をすませる子どももいて、全員揃うのにすこし時間がずれ込みましたので、当初、「お話」、「分別ゲーム」、「ごみの歌」の3部構成にする予定でしたが、歌を始めに持ってきました。

「ごみはなぜ分けなければいけないか」のお話は、以下のような内容です。
①ごみって 何だろう
②ごみは集められて どうなるのだろうでは、
③ものは大切にして、ごみを少なくしよう。土に戻せるものは、土に戻そう
④空きビンや空き缶、プラスチックごみのポイ捨ては絶対なくそう
①では、パソコンでもビルでも飛行機でも、要らなくなったら、使えなくなったら、すべてのものがごみになると説明しました。
②では、宇部市の収集から処理処分までを説明し、5年生にごみ処理施設の見学をしますが、お金の十分ない国では、あんな立派な施設をつくることができないこと、灰がセメントになったり、それでほんとうにいいのか、なんでも、自分で疑問を持って見ることが大事という話をしました。
③では、ごみを分けるいちばん大事なことは、腐って土に戻るものと、腐らず土に戻らないものを分けることだけれども、それがなかなかできていないとしました。
④では、8月の末に行った中川ポンプ場のごみ清掃の結果やミッドウェイ島のコアホウドリがペットボトルの蓋や、ライターなどを親から餌として与えられ、死んだ鳥のおなかの写真を見せて、ポイ捨てはしないように説明しました。

 その他、全体を通して、日本人はゆたかな生活をして沢山のごみを出し、大事な資源をむだ使いしていること、ものは、もっと大切に使うようにすること。とくに食べ物はほかの植物や動物のいのち をいただくのだから、感謝していただかなくてはならないこと。
 リサイクルしやすくするためには、できるだけ元の段階で、分別することが大事であり、手をかければ、分別したあとの資源価値が上がると言ったことを話しました。

こども達は、決して静かにきいているということではなかったですが、するどいツッコミを入れてくれる子もいて、結構やりがいのある授業でした。こども達相手の話はさほど慣れていないので、こういう経験を重ねて行くことが大事と思います。
 「ごみって何だろう」という歌は、授業で説明した内容を盛り込んだものなので、本当は授業のあとに、歌ってもらうのがいいのですが、今回はやや中途半端にはじめの時間調整当ててしまいました。しかし、一部の生徒は途中で歌ってくれたりしてそれなりに良かったと思います。

 ひきつづき、宇部市の廃棄物対策課による「ごみ分別ゲーム」では、安達さんがはまず宇部市の分別方法を説明され、その後、前列、中列、後列それぞれA、B、Cの3チームに分かれて、31枚のごみのカードを、9種類のごみに分別する正確さを競い合いました。

9種類は、燃やせるごみ、燃やせないごみ、月一回の燃やせるごみ、資源ごみ、ペットボトル、古紙、紙製容器包装、プラスチック製容器包装、危険ごみです。

かなり小学校へ出前授業をされているようで、けっこう教え方がお上手です。

 その結果、1位は中列Bグループ、2位は前列Aグループ、3位は後列Cグループでした。たまたまAは全体が比較的賑やかなグループ、Bは比較的静かなグループで中に練習の時かなり正確に答えていた男の子もいました。Cは元気な男の子と割におとなしい女の子のグループであまりチームワークがとれていなかったかな、正解の点数23点前後のわずかな差であったようですが、なんとなく結果に反映しているような気がしました。

ごみのカードの中には、クリーニングの包装、貝殻、大きい缶、ホッカイロ、カセットテープなど、大人でもまよったり間違えそうなものもありました。

お世話になった関係者の皆様に感謝いたします。

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