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2月20日、環境サロン「省エネ対策を実行する」第5回「産業界における省エネ対策」が行われました。

2013年03月01日

 今回は、宇部市地球温暖化対策ネットワークの亀田修さんに「産業界における省エネ対策」と題してお話ししていただきました。亀田さんは、廃プラのガス化プラントの開発や宇部アンモニア工業の社長も経験され、現在は宇部市地球温暖化対策ネットワーク(UNCCA)の中心メンバーの一人として貢献されている。

 まず分野別のエネルギー消費量の推移のグラフで、この30年で産業部門の消費量はほとんど横ばいであるが、家庭部門その他が2倍以上になっていることを示された。
 次に、今年の1月に出された経団連の低炭素社会実行計画を紹介された。この計画では、2050年において世界の温暖化ガス(GWG)排出量を半減するべく、日本の産業界が中心的役割を果たそうとするもので、国内対策としては、生産段階のみならず商品・サービスの製品についても消費者との連携を強化しながら最高水準のCO2効率を実現し、これに基づいて、2020年における削減目標を設定するとしている。
 それと同時に民間ベースの国際的な連携活動を強化し、技術・ノウハウの移転による国際貢献をする。また、こういった努力だけでは難しいので中長期の技術開発も行って、2050年の半減目標を達成しようというものである。これに先立って昨年度、資源エネルギー庁が主要な業種についてヒアリング(後述)を行っている。

 今回は、宇部市地球温暖化対策ネットワークの亀田修さんに「産業界における省エネ対策」と題してお話ししていただきました。亀田さんは、廃プラのガス化プラントの開発や宇部アンモニア工業の社長も経験され、現在は宇部市地球温暖化対策ネットワーク(UNCCA)の中心メンバーの一人として貢献されている。

 まず分野別のエネルギー消費量の推移のグラフで、この30年で産業部門の消費量はほとんど横ばいであるが、家庭部門その他が2倍以上になっていることを示された。
 次に、今年の1月に出された経団連の低炭素社会実行計画を紹介された。この計画では、2050年において世界の温暖化ガス(GWG)排出量を半減するべく、日本の産業界が中心的役割を果たそうとするもので、国内対策としては、生産段階のみならず商品・サービスの製品についても消費者との連携を強化しながら最高水準のCO2効率を実現し、これに基づいて、2020年における削減目標を設定するとしている。
 それと同時に民間ベースの国際的な連携活動を強化し、技術・ノウハウの移転による国際貢献をする。また、こういった努力だけでは難しいので中長期の技術開発も行って、2050年の半減目標を達成しようというものである。これに先立って昨年度、資源エネルギー庁が主要な業種についてヒアリング(後述)を行っている。

 次に、亀田さん自身が経験された省エネ対策として、まず、ポンプについて、以前はポンプを設置するときに随分余裕を大きくとっていて、必要な流量に調節するのに、バルブで絞るのが一般的であったが、今は回転数を制御できるインバーター化が進んでいて大幅な省エネがはかれるようになった。送風機の場合も同様である。
そのほか、スチームの漏れを少なくする対策、排熱有効利用、冷却等冷却ポンプの季節変動対策、保温強化、省エネ型への切り替え等による照明設備の管理、空調管理、LCAによる無駄なリサイクル廃止などに取り組んだとのことである。なお、日本の産業分野の省エネは世界のトップを行っているが、意外にモーターの製造に関しては、インバーター化に力を入れたためか、意外に高効率モーターの普及が低いとのことであった。
 さらに、宇部興産が平成23年に省エネ大賞をとったセメント工場のクリンカークーラーの排熱を、隣接の2基の石炭発電所(145MWと30MW)を組み合わせて有効に利用することにより、余裕のあった30MWの方の発電量を20MWから22MW まで上げることができた事例を詳しく説明された。

 最後に、平成23年度に実施された、資源エネルギー庁他による「エネルギーの需要サイドの事業者へのヒアリング」資料より、鉄鋼業、セメント産業、化学・石油化学産業における省エネ状況について、説明された。鉄鋼業では、コークス炉ガス回収、転炉ガス回収、コークスの乾式消火によるエネルギー回収、高炉頂圧タービン発電など、エネルギー有効利用の採用率は諸外国に比べてもっとも高い。セメント産業は0.4GJ/tのエネルギー消費で、韓国よりさらに低い。化学産業では韓国と並ぶが、中国に比べるエネルギー効率は16%低い。要するに3つの主要産業分野とも、日本は世界の最先端を行っているということであるが、化学・石油産業全体についてみると、CO2削減量あたりの設備費は2010年度では12000円/CO2トンにもなっている

 質疑では、以下のようなやりとりがあった。
○運輸にはマイカーも入っていることの確認、
○エアコンもあまり余裕を持たさずにつけるのがいいのか。
→やはり適当な大きさで効率がいいところで使うのがいいと思うが、最近はインバーター制御なのでさほど違いは無いかもしれない。窓などの断熱は大事。
○原発の排熱などの利用も本当は考えるべきだが、僻地に設けられるので、利用しにくい。農業などにも利用できるのでは。
→最近は80度くらいでも利用できるアンモニア水を用いたカリーナサイクルも開発されているが、やや扱いが難しくなる。
○中小工場で高温と冷温の両方必要とするところが多いので、ヒートポンプをうまく利用することが可能ではないか。繊維工場など比較的低温の熱源でいいが、ボイラーの蒸気をまず発電などに利用してから、利用するとか。
○CO2排出量を削減するのに要する設備費が上昇しているが、これと排出権の取引価格や炭素税の額の間に何らか関係があるのだろうか。
→企業は経済性がないとやれない。公害対策など規制を守らなければならないことはやるが、CO2に対してはそういう明確な義務がいまのところない。企業のイメージアップのため経済性が合わなくてもやるケースはある。トップの考え方も影響する。日本は京都議定書から離脱して、目下2国間協定をいろいろな国に働きかけて進めている。
○インドネシアは熱帯湿地の泥炭の参加や火災により、莫大なCO2排出源になっていることを認めているが、開発を抑制して天然林を守るのに、先進国の支援が必要であるとしている。すくなくとも紙が1枚0.6円だが、もう少し高く買うべきかもしれない。
○化学産業でLCCO2が計算されているが、消費者にとってはわかりにくい。
→化学産業で25%削減するのは不可能に近い。こういう提案にならざるを得ない。
○費用便益分析でもそうだが、潜在的な効果を考えた総合評価はなかなか難しい。便益を受ける者が適正な費用負担をすることが大事ではないか。

 今回、少々内容が高度であったので、参加者の理解も難しかった面もありましたが、さすがにお話はきっちり整理されており、大学の講義としても、参考になる内容だったので、ご興味ある方は是非Ustream(http://www.ustream.tv/recorded/29423663)で視聴して勉強される価値があると思います。

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