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環境サロン「自然保護と生物多様性保全」第8回を開催しました。
2013年02月09日
自然保護を考えるシリーズ第8回は、「ペットの飼い方マナーについて」と題して、動物愛護団体ボイスオブアニマルズ代表の小山悟氏にお話をしていただきました。小山氏は、捨て犬や捨て猫の世話をしたり、心ある飼い主さんへの引き継ぎを行ったり……といった活動を、16年に渡って続けていらっしゃいます。
まず、「動物にも心がある」というところからお話が始まりました。哺乳類の仲間として大切に思うことから躾が始まり、かわいがり方も良いものになっていくということです。
主に、犬と猫の話が中心になっていきますが、このふたつでは、扱う頭数の増え方に違いがあるというお話が興味深かったです。犬に関しては、避妊・去勢を含めて「生ませない」という活動が行きわたりやすく、数が減っているのに対して、猫の方は、保護の難しさから「餌だけやって避妊しない」状態に陥りやすく、数が増えてしまうというのです。
↑ 最初の1組を野放しにしてしまうと、あっという間に数が増えてしまう状況を、イラストで説明されています。何百匹という猫の大半が可哀そうな死を迎えることを考えたら、最初の1組にだけ我慢してもらった方がベターである……という考え方です。
従って、野良猫などを目にしても、むやみやたらに餌を与えたりしない方が良いということになります。餌を与えると、与えた人間の側も何となく良いことをした気持ちになるかもしれませんが、その場限りの自己満足の面があることを忘れてはいけないのでしょう。
ペットを飼うにあたっては、犬をリードでつないだり、名札や鑑札をつけることの重要性を指摘されましたが、それ以前に、飼う前の心構えの方に力点を置かれていました。「忙しくなったから面倒見れない」「引越しをするから」「子供が生まれるから」等の理由で飼えなくなる事態を避けるためにも、事前の検討は慎重に行った方が良いでしょう。また、きちんと世話をし続けるには、毎月一定額の費用がかかることも考慮しなくてはなりません。責任感を持ってペットを飼う態度(あるいは飼わない、という判断)が、不幸な犬や猫を増やさないことにつながるということです。
以下、参加者からの意見等を箇条書きでメモしておきます。
・フンなども一種の公害なので、きちんと処理すべき。
・昔は、猫を放し飼いにしてもそれほど増えなかった。
今は、栄養価の高い食料が豊富にあるからなのでは?
・餌に関して。
~人間が食べるものは塩分が濃すぎて、動物には向いていない。
~猫は雑食ではなく肉食である。
・犬好きとしては、犬を放してやりたいところだが、
犬を嫌う人もいるので、そのあたりの配慮が必要。
・犬が活躍できる場がもっと増えれば良いと思う(介助犬、警察犬など)。
・犬や猫をかわいがる姿を子供に見せると、その子供も心優しい人間になる。
・小さいころから犬や猫とともに生活していると、アレルギーが少なくなる。
・ペットを飼うことは、ボケ防止になり、夫婦の間の会話も生まれる。
最後は、館長さんが飼い猫の写真を見せながら、猫の生態その他について説明されました。今回のサロンは、パワーポイント等を一切使わなかったこともあってか、小山氏の優しい語り口とあいまって、犬猫好きの参加者間の意見の交換が活発に行われた印象を受けました。当館周辺、銀天街アーケード内では、野良猫の姿を見る機会が多いですが、これからはまた違った視点から、彼らを眺めることができるかもしれないと思った次第です。
今回のサロンの模様は、Ustreamでご覧になれます。
興味をお持ちになった方は、ぜひご覧ください(w)。
http://www.ustream.tv/recorded/29096045
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