植物の不思議展のご紹介③
2013年04月17日
今日は「地球の誕生と植物進化の歴史」「植物の分類と植物のもつ機能」各コーナーと「実験コーナー」をご紹介します。
これらのコーナーでは、地球誕生の後、植物が誕生し進化していく過程を年表等により解説し、その植物の系統や葉や花のつくりと働きを図解しています。植物の化石も展示しています。
ここでは、維管束や気孔、花粉等を顕微鏡で観察できます。
また、「空飛ぶ種子の体験コーナー」や「ヨウ素でんぷん反応体験コーナー」もあります。
このコーナーには、「アンボレラ」という大変貴重な植物が展示されています。
今回の「植物の不思議展」の目玉の一つです。
この「アンボレラ」は、「植物の不思議展」開催にあたり、東京大学大学院理学系研究科付属植物園(通称小石川植物園)より寄贈していただいたものです。
「アンボレラ」は、アンボレラ科アンボレラ属の植物で、ニューカレドニアの山地に生息しています。1億3,000年前の被子植物の進化の過程で最初に分化したもので、地球最古の被子植物なのです。
大変珍しい植物です。この機会に、是非ご覧になって下さい。
ところで、「1億3,000年前」とか「地球最古の」とか言われても、なかなかピンときませんが、恐竜の映画で有名になったジュラ紀の終り頃ですね。
と、言われてもまだピンと来ないと思いますが・・・。 (D)
植物の系統や葉や花のつくりと働きを学べるコーナー。顕微鏡で、植物のミクロの世界をのぞいてみましょう。
「いろいろな種子の展示コーナー」と「体験コーナー」。種子は、はじけて飛ぶ・水に流される・動物や人にくっついて運ばれる等々によって広がっていきます。そんな色々なタイプの種子を展示しています。「体験コーナー」では、「グライダータイプ」「プロペラタイプ」の二つの種子の模型を使って、種子がどのように飛ぶのかを体験できます。
「アンボレラ」です。あまり目立たない清楚な姿をしていますが、植物学的にとっても貴重な植物なのです。