植物の不思議展のご紹介④
2013年04月19日
「植物の不思議展」の入口に、とっても可愛いディスプレイが展示されています。
一つは、ボランティアの皆さんによる楽しい生け花。生け花と言っても、畏まったお座敷に活けてあるようなものではありません。
ちょっとユニークな生け花です。
これは、「遊心(ゆうしん・花遊び)」と言うものだそうです。
「普段何げなく目にしている草花が動物や昆虫に見えたり、美味しそうな食べ物に見えたり」、そんなことから、「植物が本来持っている特徴をとらえながら自由な発想で遊び心いっぱいで活けていくもの」だそうです。
本当に楽しそうですね。
思わず見入ってしまいます。
もう一つは、ドングリで作った常盤公園の地図。こちらは、以前当館に勤務していた女性職員の作品です。
こちらも負けずに楽しそうです。
「ドングリで地図を作ろうという発想はどこから出てくるのだろうか・・・?」
私がドングリを見て遊び心一杯で何かをするとすれば、爪楊枝をさしてドングリコマを作ることくらい。それも2・3回まわしてゴミ箱にポイッということになりそうです。
「遊心」にしろ「ドングリ地図」にしろ、このようなディスプレイを見るたびに、
「これを作った人の心の中には、きっと妖精が棲んでいるに違いない」「もしかしたら見えているものが私とは違っているのかもしれない」と思ってしまいます。
このコーナーには、染色グループの皆さんの染色作品も展示してあります。
クヌギやマリーゴールド、ビワの葉やパンノキなどで染められた布地の淡い色合いをお楽しみください。 (D)
展示作品は、定期的に更新されています。今回は、かわいい動物。プードルに見えます。ウサギもいます。ヒマワリも犬(ライオンかも)の顔になっていました。
ドングリの地図。思わず常盤公園に行ってみたくなるでしょう。
染色コーナーです。自然の植物を使って染色すると、とーってもやさしい色合いになりますね。