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二つ目の講演はいま新たな海洋汚染の問題として話題になっているマイクロプラスチックについてです。

2017年01月29日

二つ目は、いま新たな海洋汚染の問題として話題になっているマイクロプラスチックについて、愛媛大学の日向博文先生お話です。

総説的に現在の世界における研究状況の紹介をしていただいたので、大変参考になりました。

まず、マイクロプラスチックの定義について、5mm以下をいうようである。
まだ、公定法的な分析方法は確立していないようである。前処理にも手間がかかり、最後は肉眼あるいは顕微鏡下で数えたり、なかなか面倒なようです。

当初は、プラスチック製品の原料としてのプラスチックペレットの荷こぼれや、研磨剤や、洗顔クリームなどに使われているマイクロビーズのほか、化学繊維の切れ端のファイバーなども問題であるとのこと。

プラスチック素材の比重と海水の比重の関係で、やはり海水より軽いポリエチレンやポリプロピレンが問題になりやすいとされた。

ポリリ塩化ビニルやPETEは海水より比重が重く、比較的沈みやすいのではないかとのこと。

日頃、海岸清掃で気になるのは、発泡スチロールで、細片化しやすく、回収が実質的難しい。使用料も多いので、考えなくてはならないと思います。

右上のグラフ、2010年の世界のプラスチック生産量は26500万トン、うち480万トンから1270万トンは海洋へ流出すると推定している研究もあるとのことです。

海鳥や、魚の体に取り込まれたマイクロプラスチック(MIPs)を数える研究も多くなされつつあるが、生態系影響の評価や環境汚染指標としても有用であるとされる。

東京農工大学の高田先生のグループによる東京湾のカタクチイワシの調査では、64個体中、49個体でMIPsが検出され、1個体当たり平均2.3コ、形態としては細片が86%、ビーズが7.3%、材質的にはPEとPPで、95.3%を占めたそうです。

海洋のMIPsの供給源としてアジアは注目されていて、とくに中国はプラスチックの使用量と不適正処分の割合が大きいことから、汚染ポテンシャルとしては、米国の4~11万トン/年に対して、中国は132~353万トン/年と推定されています。

MIPsは、有害化学物質を吸着して、それが魚や海鳥に取り込まれ、化学物質汚染を助長することも重要な点であると指摘されています。

京浜運河でPPペレットを6日間置いておいて化学物質の吸着を調べた結果では、海水からPCBsが4-117ng/g、DDEが0.16-3.1ng/gが吸着され、添加剤からNPが0.13-16μg/gが検出された。

最後に興味深かったのは、マイクロプラスチックではないが、砂浜に漂着したプラスチックフロートが、波や離岸流によって再び沖合に流れ拡散していく過程を調査した報告で、1年後にほぼ80%が流されてしまうデータが紹介されました。

回り回って人の健康にどう影響するのかがわかってからではなく、魚の体内から見つかる、環境を無秩序、広範囲に汚染するとわかった時点で、ハッポウスチローフロートの禁止や、洗顔クリームへのマイクロビーズなどの使用禁止に踏み切るべきであると思います。
(文責:浮田)

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