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ハナキリンの涙

2012年10月03日

 サボテン室のハナキリン。
 
 サボテンの花が咲いていない時でも、ハナキリンだけはしっかり咲いてサボテン室にささやかな彩りを添えています。
 それでも、誰からも「綺麗ね」とか「可愛いね」とか言われることはほとんどありません。
 
 ハナキリンの悲しむ声が聞こえてきそうです。

 今日は、このハナキリンのお話し。
 
 ハナキリンの伝説は衝撃的です。
 イエスキリストが処刑された時に頭に載せられた「茨の冠」がこのハナキリンで作られたという伝説です。
 「キリストの植物」と呼ばれる所以です。

 「この伝説は怪しいな~」と思わない性分が良いのか悪いのか。

 「さもあらん。原産地のマダガスカルは中東にも近いし、ハナキリンが『茨の冠』に使われていたとしても不思議ではない」と、思ってしまうのです。
 
 では何故、今まさに処刑されようとする者の頭に冠が載せられたのか。
 これも諸説あって、一番納得できたのは「ユダヤの王を名乗ったことに対する皮肉ではないか」ということです。
 
 歴史の検証に足を踏み込めば、巨大な迷宮で途方に暮れることになりそうですが、もし、この伝説が本当だとしたら、あの歴史的瞬間に「茨の冠」に使われた「ハナキリンの心情」はどうだったのでしょう。

 「こんなことの為に私の棘(トゲ)はあるのではない!!」と叫びたかったでしょうね。

 サボテン室でたたずんで、ハナキリンを見ていると、想いは時空を駆け抜け、2000年前の中東に飛んでいきます。 (D)

 ピンクの花びらに見えるのは、「苞」というものです。本当の花は、中心の黄色い部分です。小さくて、虫メガネでもないと見えませんね。花ことばは、「キスミークイック」「逆境に耐える」です。「逆境に耐える」は、この花の生き方によく似合います。

「ハナキリン」。サボテン室の中で、たくさん咲いています。サボテン達の引き立て役のようにも見えます。


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