秋の七草 ~1~
2012年09月23日
暑さ寒さも彼岸まで・・・
と言いますが、彼岸を過ぎた今日は風も心地よく、過ごしやすいお天気となりましたね
園内にある“秋の七草”も見ごろをむかえています♪♪
“春の七草”は知っていても“秋の七草”はわからない・・・
という方は多いのではないでしょうか?
“春の七草”は七草粥として、長い冬の終わりに新芽の滋養を食し、“食”を楽しむものですが、
“秋の七草”は冬に向かう前に咲き誇る花の美しさを愛でるもの。 ”見る”ことを楽しむもののようです。
また、その始まりは、
『万葉集』に収められた山上憶良(やまのうえのおくら)の
『秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり)
かき数ふれば 七種(ななくさ)の花
萩の花 尾花(をばな)葛花(くずはな) なでしこが花
をみなへし また藤袴(ふぢはかま) 朝顔(あさがほ)が花』
この歌に、日本の代表的な秋草が詠まれたことが始まりといわれています。
このなかの朝顔については、朝顔ではなく、桔梗(ききょう)や、槿木(むくげ)など諸説あるようですが、桔梗(ききょう)説をとることが多いようです。
園内では葛(くず)の花以外の6つの花を見ることができます。(葛の花もよく探せばあるかもしれません!)
ときわ公園で“秋の七草”を是非お楽しみください♪
薬草園の『萩(はぎ)』マメ科ハギ属。草地や林縁などによく見られます。 花言葉は『想い』。
ミュージアムガーデンの『タカノハススキ』イネ科の多年草。薬草園にもあります!花言葉は『活力』。秋の月見のおそなえとして欠かせませんね!
ミュージアムガーデンの『河原撫子(カワラナデシコ)』ナデシコ科の多年草。花言葉は『貞節』。