バルボフィルム開花
2012年08月20日
バルボフィルムが開花しました。
バルボフィルムは、世界に1~2千種類、
あるいはそれ以上あるといわれている
ラン科最大の属です。
着生種であるため、
ぶら下げられて栽培されることが多く、
玉ねぎかジャガイモのかたまりのような
バルボフィルムを見た方から、
「これはいったい何ですか?」と
聞かれることも多いですね。
1千種類も2千種類もあるだけに、
花の色や形も様々。
ときわミュージアムのバルボフィルムは、
ニューギニア原産の「ファラエノプシス」です。
花は地味で、一見、花には見えませんが、
でも、よく見れば
なかなか愛嬌のある形をしています。
ところで、
以前インターネットでランの語源を調べていたら、
ランは、英語で「Orchid(オーキッド)」なのですが、
Orchidの語源は、男性の「?丸」を意味する
ギリシャ語であるとありました。
バルブの部分が、
男性の「?丸」に似ているからだそうです。
ラン室にぶら下げられたバルボフィルムを見て、
「さもあらん」と、思うのですが、
どうして西洋の人達はきれいな花に
このような露骨な名前を付けるのでしょう。
露骨だったり、オドロオドロシかったりする
名前がよくあります。
それに比べて日本名はどうでしょう。
「胡蝶蘭」「月下美人」・・・。
何と風情のある名前なのでしょう。 (D)
「バルボフィルム」。着生種の栽培になじみのない方には、不思議な姿に見えるでしょうね。
「バルボフィルムの花」。なかなか愛嬌のある形をしています。いい匂いはしません。と言うより臭いですね。