ピラニアがいます
2012年07月12日
初めてミュージアムに来られた方は、
よく温室の入口に立ち止まり、
ガラス戸の張り紙を見て言われます。
「『ピラニアがいます』ってよ!!」
水族館ならともかく、
緑と花と彫刻の博物館に来て、
ピラニアに会えることが
とても驚きのようですね。
そんな声を一日に何度かお聞きするうちに
この張り紙が好きになってしまいました。
「ピラニアがいる」と聞いた途端、
「温室には入らない」と後ずさりする
小さなお子さんもいます。
さすが、アマゾンのスーパースター。
知名度抜群です。
ピラニアとは、アマゾン川流域に住む肉食魚の総称。
ときわミュージアムにいるのは、
「ピラニアナッテリー」です。
ピラニアの「ピラ」は、ピラルクの「ピラ(Pira)」と同じ。魚という意味ですね。
これに歯を意味する「ranha」を合わせて、「歯のある魚」という意味になります。
人食い魚の凶暴なイメージのあるピラニアですが、
1,000年位前までは草食魚だった名残でしょうか、
とても臆病です。
ピラニアは、熱帯植物室の真ん中あたりの
暗いトンネルの中の水槽にいます。
「暗~いトンネルの中で、ピラニアに会う」
小さなお子さんには大冒険かもしれませんね。
そういえば、
我が家にもよく、ピラニア軍団がやってきていました。
高校卒業して3カ月、
みんな元気にピラニアやっているだろうか。 (D)
温室入口前の張り紙
このトンネルの中ほどにピラニアがいます。
何故か、みんなで私を見つめるピラニア。「変なこと考えているんじゃないだろうな?! 」