天は二物を与えず 金鯱の花
2012年07月02日
金鯱の開花が始まりました。
直径50~70cmの巨大玉サボテンの「金鯱」が並ぶ「ときわミュージアム」。
100歳級の金鯱もあります。
かつて宮崎県日南市・静岡県伊東市・大阪市服部緑地サボテン公園と並び、日本の4大サボテン公園の一つと言われた「宇部常盤サボテンセンター」を前身に持つサボテン室です。
平成3年の台風19号で、そのドームの70%以上が破損し修復不可能の為閉館に追い込まれた「宇部常盤サボテンセンター」。
台風で、貴重なサボテンが失われていく中、金鯱の一部は生き延びました。
その後たくさんの皆様の熱意で、平成7年に、「サボテン」に「熱帯植物」・「ラン」の温室を持つ「ときわミュージアム」として蘇りました。
「ときわミュージアム」には、「宇部常盤サボテンセンター」の生みの親・育ての親で、嘱託職員であったサボテン分類学者の故伊藤芳夫氏が開発された花サボテンもたくさんあります。
「ときわミュージアム」でしか見ることができない大変美しい花サボテンです。
ところで、その体の大きさからサボテン室の中で、圧倒的な存在感を示している金鯱ですが、花は、とても小さく地味です。
金鯱の花を見ながら
「金鯱の花が咲いたところを見たいですね。
いつ頃咲きますか?」
と、聞かれる方もいらっしゃいます。
「天は二物を与えず」なのでしょうか。 (D)
すごい存在感です。
金鯱の花。小さくて地味ですね。でも、かわいいですよ。