「ヤマアジサイ展」始まりました!
2016年05月28日
毎年恒例の「ヤマアジサイ」展が、本日から6月5日(日)までときわミュージアム第一企画展示室で開催します。今年はヤマアジサイや初夏の山野草約100点を展示し、県内のアジサイの名所なども紹介しています。
セイヨウアジサイに比べる細くて小さなヤマアジサイ、でも変化に富む花の表情はセイヨウアジサイ以上で、八重咲きや手毬咲き、絣(かすり)のような花弁(実際は萼片:がくへん)等、他のアジサイやウツギとの交配種が、多種多様な変化を見せます。
元々セイヨウアジサイも、江戸時代に来日したプラントハンターのシーボルト医師が、ヤマアジサイをヨーロッパに持ち帰り、品種改良して生まれたもの。プラントハンターの西畠清順氏監修で温室のリニューアルが進むときわミュージアムにふさわしい植物です。
ちなみに、シーボルト医師が持ち帰ったヤマアジサイは手毬咲きのもので、他の種類は雄しべと雌しべがはっきりしないものが多く、品種改良ができなかったかもしれないとか。歴史の不思議さを感じる植物です。(C)
「ヤマアジサイ展」展示の様子
シーボルト医師