6月のミュージアムガーデン
2015年06月15日
昔は、どんよりとした梅雨空の日は、気分も晴れず、憂鬱になるので嫌いでした。
でも最近は、そんな日々も悪くないと思うようになってきました。それは多分に植物のおかげなのです。寒くも暑くも眩しくもなく、落ち着いて花を観賞するには一番いい季節と思うようになってきたからですね。葉や花びらに前日の雨の雫でも乗っておれば最高です。
久しぶりにミュージアムガーデンに行ってみたら、新しい花がたくさん咲いていました。
その中から今日は、サルビア・ガラニチカ、コンフリー、ビヨウヤナギをご紹介します。(D)
サルビア ガラニチカ(シソ科、南アメリカ原産)。濃い青の花、黒っぽい紫の茎と緑の葉のコントラストに、きりっと締まった美しさがあります。
コンフリー(ムラサキ科、ユーロッパ、小アジア)です。小さなベル状の花が可愛いですね。ヨーロッパでは、炎症や骨折の治療薬として利用されていたようです。日本では、一時期食用(葉を天ぷらにする)として利用されていましたが、最近毒性があることが分かってきたことから、食用として摂取は控えられています。
ビヨウヤナギ(オトギリソウ科、中国)です。花びらが鮮やかで、突き出したたくさんの長い雄しべが特徴です。