パピルス開花中
2014年07月23日
小中学校の夏休みが始まるのを待っていたかのように、山口県は梅雨が上がりました。
梅雨が上がると連日の真夏日。
気持ちの悪い冷夏より、暑い夏が好きなのですが、それにしても暑いですね。
暑い夏は、温室が敬遠される傾向にありますが、その温室の中にとっても気持ちの良いクールスポットがあります。
イヅモナンキンが泳ぐ池に落ちる滝の周りです。
熱帯植物の大きな葉に包まれた部屋に霧状の滝のしぶきが舞って、とても気持ちが良いですよ。
そのイヅモナンキンの池の中に、エジプトの植物が開花しています。
エジプトの植物と言えば?
勿論・・・「パピルス」。
と、言うより、「パピルス」以外何も頭に浮かびません。困ったものです。
その名前を耳にしただけで、一瞬にして古代エジプトへ誘ってくれそうな植物です。
豪快に流れ落ちる滝に目が行って中々気付きませんが、只今満開です。(D)
【パピルス】
学 名:Cyperus papyrus Linn.
分 類:カヤツリグサ科
原 産:北~中部アフリカ
滝の手前の池の中にある植物がパピルスですが、滝の豪快な流れと音に気が行ってしまいます。
先の白っぽいモジャモジャしたものが花です。
パピルスの茎です。この茎の切り口は三角形です。この茎から紙を作っていました。製造方法が現在の「紙」とは異なるので、正確には、「紙状の筆記媒体」です。英語のペーパー(paper)の語源でもあります。