目立たない花
2013年07月03日
温室には、サボテンやランなど、華麗で大輪の花が脚光を浴びているそばで、ほとんど人目につかず話題にものぼらない花も沢山あります。
今日は、今咲いているそんな目立たないけどユニークな花を紹介しましょう。
一つは、ジャボチカバ。フトモモ科の植物で、木の幹に直接開花し、結実します。小さくて地味な花なので、予備知識がないと確実に見落としてしまいます。
只今、小さな実を付けています。
もう一つは、パピルス。古代エジプトの筆記媒体として有名な植物ですね。穂の先の方に、数ミリの薄茶色のモジャモジャしたものが付いていますが、これが花です。
これが花と知る人も少なく、またジャングルの風景の中に埋没し、全く目立ちません。
少し目先を変えて見れば、面白い植物が沢山ありますね。
目立たぬけれど あるんだよ
目立たぬものでも あるんだよ
どこかで聞いたことがあるような・・・。 (D)
ジャボチカバの花です。咲いている場所が、木の幹なので、とても花が咲いているようには見えませんね。
小さな実が付いています。実が成長するとブドウ粒のようになります。ブドウのような実が木の幹にくっつくようになっている姿もまたユニークです。
穂先に数ミリのモジャモジャしたものが付いています。これがパピルスの花です。中央の一本は只今満開です。