真空管アンプ
2012年12月08日
学生時代、暇だったらジャズ喫茶に入り浸っていました。
今思えば、これほど不健康なこともない煙草の煙が充満している暗い部屋で、無口ではあるが愛想の良いマスターの入れた苦み走ったコーヒーを飲みながら、漫画を読むのです。何時間も。
ジャズは勿論ブルーノート。少しニヒルで、少しセンチメンタルな音が、知的な大人の世界へ誘ってくれ、しばし陶酔していました。
その時、ジャズを流していたのが、真空管アンプだったのですね。
一昨日、ときわミュージアム本館に登場したファンタスティックなクリスマスディスプレイ。
そのディスプレイの中で、可愛い熊のカップルが音楽を聞いているシーンがあります。
この熊のカップルが耳を傾けているのが、真空管アンプとアナログプレイヤー(レコード盤)なのです。
実は、このレトロなプレイヤーは、疑似セットではないのです。
昨日から、時間を限定してこのセットを使って、管内に音楽を流しています。勿論、クリスマスソングです。
これがとても素晴らしいのです。この深みと広がりのある音は、とてもCDでは味わえません。
かつて、真空管とレコード盤が、これほど感動的な音を世界中に提供してくれていたのですね。
すでに、噂を聞きつけて、見に来られるお客様もいらっしゃいます。
ミュージアムでは、定期的にこのセットでBGMを流すことにしていますので、是非、お楽しみ下さい。 (D)
毎日 一回目 11:00~12:00
二回目 16:00~17:00
(他の催し物等がある場合は、中止する
場合がありますので、ご了承くださ
い。本日の一回目は、他の催し物の
為、中止します。)
かわいい熊のカップルがクリスマスソングに耳を傾けています。
「真空管」です。レコード(LP)も見えます。
ディスプレイの周りには、ドングリで作った手作り人形などがたくさん飾ってあります。これが、なかなか可愛いですよ。