パイナップルリリー
2012年11月12日
熱帯植物室に新しく植えられた植物を紹介しています。
先週、「キングプロテア」を紹介したところですが、ミュージアムの花が咲く前に、偶然その花を見かけることになりました。
昨日行われた「五十鈴古流清美会生花展」の入口にある大作を遠目に見ていたところ、あまり見かけない淡いピンクの大輪の花が3輪見えました。
「何だろう?」と思って、近づいて見たら、「キングプロテア」でした。
高価な花なので、生花に使われることはほとんどないと聞いていたので、驚きました。
主催者の皆さんの、この生花展への熱い思いが伝わってきました。
本日ご紹介するのは「パイナップルリリー(英名:Pineapple lily)」。
学名は、「Eucomisu autaumnalis(ユーコミス オータムナリス)」。
和名は「ホシオモト」。星のようにたくさんの花を咲かせるからですね。原産は、南アフリカです。
ユーコミスは、ギリシャ語で「美しい頭の毛」という意味です。これは、花茎の先端に小さくて形の整ったきれいな葉が30位つくことに由来します。
その下に、穂状の小さな花が数十輪咲き、その姿がパイナップルに似ていることから、「パイナップルリリー」と呼ばれています。
熱帯植物室には、本物のパイナップルがなりますが、本当によく似ています。少し細面の色白のパイナップルという感じですね。
よく、キャラクターに使われるパイナップルですが、パイナップルリリーもとても可愛いですよ。
熱帯植物室のアイドルになるかも。(D)
生花展の大作。キングプロテアが、見事に活かされています。
「パイナップルリリー」。今はまだ地球侵略に来たタコに似た緑の宇宙人のようですが、花が咲いたら、思わずたたずんで、微笑んでしまいますよ。
生まれ変わりつつある「旧ヤシコーナー」。「イランイランノキ、キングプロセア、パイナップルリリー、ウシノシタ」と、並んでいます。ワクワクしますね。