コガネキヌカラカサタケ
2012年10月26日
先日の、熱帯植物室に現れたキノコの名前がわかりました。
「コガネキヌカラカサタケ」でした。
温室の土を入れ替える時に、新しい土に混ざっているチップにキノコの菌が付いていたようです。
温室がキノコの発生に良い環境だったのでしょうね。
ということは、発生したキノコの種類を見れば、入れ替えた土や土の中のチップが、どこの国や地域から来たものかがわかるわけですね。楽しみがふえました。
「コガネキヌカラカサタケ」は、熱帯地方を中心に分布し、食毒は不明とのことです。
国内でも、奄美大島以南ではたくさん見ることができるようです。
私には、シイタケやマツタケ、あるいはシメジのような色合いのキノコ以外は、みんな毒キノコに見えます。
以前、シイタケの菌が打ち込まれた木を買って、一生懸命に水を掛けて、やっと出てきたシイタケを見て、家族が、「これはシイタケに似た毒キノコかもしれない」と言って、なかなか食べようとしなかったことを思い出しました。どう見てもシイタケなのに・・・。
それにしても、「コガネキヌカラカサタケ」、舌を噛みそうな名前です。 (D)
「コガネキヌカラカサタケ」。小さい時は、卵型。大きくなると、傘のようになります。写真では色合いが良くわかりませんが、レモンのようなとてもきれいな黄色をしています。
熱帯植物室ヤシコーナーの土の入れ替えが終りました。新しい土から、また珍しいキノコが出てくるかもしれませんね。ヤシコーナーは、今後、ヤシ等の健康に配慮した植栽を行います。少し、雰囲気が変わります。植栽の作業が終了まであと一週間程度かかると思います。御迷惑をおかけします。