オオバナサイカクと「ハエ」
2012年08月05日
オオバナサイカク(大花犀角)の花が咲きました。
場所は、サボテン室の出口付近の
「窓のある植物コーナー」の後ろ。
少しわかりにくいですね。
一見、小さな柱サボテンのように見えますが、
刺座は無く、
サボテンではありません。
キョウチクトウ科の多肉植物です。
原産地は南アフリカ。
背丈は15~20㎝程度。
背丈と同じくらいの大きさの花を咲かせます。
花の咲く場所によっては、
直接、地面から花が咲いているようにも見えます。
このオオバナサイカクの生態には、
驚かされます。
開花すると、と~っても臭い匂いを発します。
腐敗臭ですね。
この腐敗臭にハエが騙されてやって来ます。
やってきたハエは、卵を産みつけます。
やがて卵がかえりウジ虫が生まれます。
そのウジ虫が動き回って、
受粉のお手伝いをします。
ブログ用の写真を撮りに行ったら、
もうハエさんがとまっていました。
「ハエもこんな風に役に立っているのか・・・」
まさに生物多様性ですね。
でも、もし来世でサボテンや多肉植物に
生まれ変わったとしても、
私なら、「ハエのウジ虫」に
受粉のお手伝を頼むようなことはしませんね。
絶対に! 絶対に!! (D)
ヒトデにそっくりです。
さっそく、ハエさんがやってきてました。