モンステラの花が咲きました
2012年07月29日
熱帯植物室の真ん中にある
島根県の天然記念物の金魚「出雲ナンキン」が
暮している池に落ちる滝のその上、
山の頂上付近にモンステラの花が咲きました。
これが本当の高嶺の花ですね。
モンステラは、ある程度大きくならないと、
花が咲きませんので、
観賞用のモンステラでは、
ほとんど花を見ることができません。
ときわミュージアムのモンステラは、
のびのびと大きく育っていますので、
花もよく咲きます。
モンステラは、熱帯アメリカ原産のサトイモ科の植物です。
ラテン語の学名の「Monstera」の綴りから、
英語の「Monster(怪物)」のことかと思われる方も多いでしょうね。
そうです。モンステラは、
ラテン語で「怪物」を意味するモンストラムからきています。
1mにもなる巨大な葉っぱからイメージされたのでしょうか。
花も豪快です。
頭巾のような大きな白い仏炎苞の中に、
筒のような大きな花軸があります。
この花軸は、熟したら食べられます。
私は食べたことがありませんが、
食感も味もバナナに似ていて甘いようですね。
一度食べてみたいものですが、
熟すまで一年位かかるそうですから、
一年も待って食べなくてもいいやということになりそうです。
とても良い匂いがするそうですが、
匂いを楽しむには、遠すぎます。
何しろ、ミュージアムのモンステラの花は、
高嶺の花ですからね。
高嶺の花は、
遠くから眺めているのが一番です。 (D
滝の上の山の頂上付近に、モンステラの花。遠くから見ていても、迫力があります。
このブログの為に、高いところが平気な職員が、命がけ(?)で、写真を撮って来てくれました。