ヒメフヨウな彼
2012年07月02日
熱帯植物室のブーゲンビレアのアーチを抜けると、
「展望デッキ」があります。
トロピカルな雰囲気がいいですね。
この展望デッキの入口に
赤いヒメフヨウ(ウナズキヒメフヨウ)が咲いて(?)います。
「ハイビスカスが咲きそうですね」
と、よく間違われます。
「いえ、これはハイビスカスではありません。
ヒメフヨウという花です。」
「そうなんですか・・・。
でも、ちゃんと開いたら、
ハイビスカスに似ているのでしょうね。」
「いえ、ヒメフヨウの花びらは、これ以上開きません。
つぼみのようなまま終わってしまいます。」
「そうですか・・・。切ないですね。」
皆さん、しみじみと、ヒメフヨウの花を見つめられます。
花言葉は、「優しい感受性」。
近くにいるだけで、
心の傷を癒してくれそうな花言葉ですね。
ヒメフヨウを見ていると、
知人と知人の大先輩の会話を思い出しました。
知 人 「退職後は、再就職することにしました。」
大先輩 「それはいいことだ。」
知 人 「もう一花咲かそうと思いまして。」
大先輩 「もう一花咲かすって、
今まで咲いたことが
あったかいなぁ?」
知 人 「・・・」
知 人 「そう言えば、一度も咲いたことはなかったです。」
「ヒメフヨウな彼」でした。 (D)
とってもトロピカルです。
花びらが全部開いたら、どんな花になるのでしょう。