白くて大きな花
2012年06月13日
「白い大きな花ありますか?」
最近何度かお客様より聞かれました。
「白い大きな花・・・・?」
「大きさは別として、白い花はたくさん咲いてますよ」
「新聞に載っていた花です」
「ああ、わかりました。タイサンボクですね。」
タイサンボクはまだ咲いています。
温室の中ではなく、ときわミュージアム前の野外彫刻展示場の中です。
背の高い木なので、気づきにくいですね。
花もかなり上の方に咲いているので見えにくいのですが、芳香を放つので、近くに行けばよい香りがします。
タイサンボクはモクレン科で、蜜腺を持たないので蜜を出しません。
「蜜を出さないって・・・。」
蜜を吸えず、良い香りだけで昆虫は満足するのでしょうか。
調べてみたら、蜜を吸わないで、花粉を食べるということでした。
風情がないな~。
昆 虫
「いや~、タイサンボクさん。相変わらず良い香りですね。」
タイサンボク
「有難うございます。皆さんによく言われます。」
昆 虫
「花粉も、こしがあって美味しかったですよ。」
タイサンボク
「喜んでいただいて私もうれしいです。」
昆 虫
「お礼に、受粉のお手伝いをします。」
木の上で、こんな会話がされているかも。 (D)
タイサンボク(「泰山木」又は「大山木」)
○ 分 類 モクレン科
○ 原産地 北アメリカ南部
○ 別 名 ハクレンボク
○ 開花時期 5~6月
花は短命ですが、 他の蕾が 咲く順番を待っています。
このバスの彫刻から池の方に下った ところにある最初の木です。 遠くから見ると、 白い鳥がとまっているように 見えます。