ハナミズキと共生
2012年02月26日
おはようございます。日曜日の朝ですね。みなさん今日はどんなご予定でしょうか。
さて、「ハナミズキと共生」というタイトルを見てピンときた方はいらっしゃるでしょうか?
あ!と思った方は相当な彫刻ファンに違いありません
そう、ハナミズキと共生といえば、
宇部市立図書館からすぐ近くの真締川沿いに「共生」という作品があります。
望月菊摩さんが第22回現代日本彫刻展(UBEビエンナーレ)に出品した作品ですが、その作品の中央には、ハナミズキの木が2本植わっています。
赤い花をつけるハナミズキと、白い花をつけるハナミズキなのですが、大分前から白い方が、木全体を蔓に覆われてしまい、すっかり元気がない様子でした。
それでも、夏の間は、そんな蔓の葉に強い直射日光から守ってもらっているようなところもあるようで、蔓をとることはせずに見守っていました。
樹木が春の準備をはじめるこの季節、金曜日に様子を見に行ってみると、赤いハナミズキは小さな葉の芽を枝いっぱいに着けていましたが、白い方は数えるほど。
それでも何本かの枝が、まだしっかり生きていることがわかりました。
蔓をきれいにとりのぞき、樹木医に土壌改良剤をまいてもらい、またしばらく様子見です。
「共生」は、実をつけた穂が首を垂れる姿を模した作品ですが、今、鉄でできた穂は首を垂れて何を思っているのやら。
春に向けてすこしずつハナミズキが元気を取り戻してくれるといいですね。
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