第8回環境学習講座
2011年08月02日
7月31日(日)常盤ふれあいセンターで「植物の有用資源の探索」というテーマで山口大学農学部教授の伊藤真一先生にご講義いただきました。テーマからして難解な講義なのでは・・・という不安もつかの間。とてもわかりやすい言葉で説明してくださり、小学4年生の受講生もたいへん理解しやすかったのではと思いました。
ひととおりの説明の後は、小学校や中学校では扱うことのないような試薬や器具を体験しながら、有機溶媒による抽出・濃縮・分離をおこない、乾燥植物サンプルから有用物質を取り出す実験をおこないました。
講義を進める中で、いろいろな実験手法(分析・同定方法など)についても紹介、説明してくださったので、受講生の興味はさらに広がったのではないでしょうか。
伊藤先生の研究によると、サボテンには抗ガン性物質が含まれているそうです。ときわミュージアムのサボテンを使って、もっとさまざまな有用物質を発見していただけたらなんて思います。
アシスタントの山口大学のお兄さんとお姉さんがおもしろ楽しく教えてくださいました。ありがとうございました。ぺこり。
有機溶媒はくさいのだ。慎重に。宇部ブルードラゴンズ、気をつけろよ。
薄層クロマトグラフィーの分離結果。有用物質の分析には、これからまた気の遠くなる実験を積み重ねていかなければならぬのじゃー。