クリオネのようなラン
2015年11月19日
温室担当者から「クリオネのようなランが咲きました」と、話があったので、すぐに一緒に見に行きました。サボテン室手前の風除室です。「温室スタッフのきょうのおすすめ!」にもなっています。
「プレウロタリス ヴィドゥアタ(ラン科エクアドル)というランなのですが、クリオネそっくりで良いでしょう!」と言うことで、「きょうのおすすめ」にしているらしいのですが、小生、そのクリオネのことを全く知らないので、大して感動することもなく、早速ネットで調べてみました。
すると、クリオネとは、「軟体動物門腹足綱裸殻翼足類(裸殻翼足目、または後鰓目裸殻翼足亜目)ハダカカメガイ科の1属」と説明されていました。何のことかさっぱりわかりませんね。
南・北両極をかこむ寒流域に広く分布している巻貝の仲間で、成長後は貝殻を失い、体は透明な部分が多く、翼足を動かして遊泳しているとのこと。
「流氷の天使」とか「氷の妖精」と呼ばれている人気物らしいです(クリオネをご存じない方は、ネットで画像検索してみて下さいね。たくさんアップされています)。
写真を見ると、確かに可愛いですね。その後、改めて「プレウロタリス ヴィドゥロタ」を見に行きました。確かに似ていて可愛いです。ぜひ、皆様もご覧になって下さいね。
小さな、小さな花です。一輪しか咲いていません。お早めに。(D)
「プレウロタリス ヴィドゥアタ」です。中南米で、最大の属で、1,100種以上が分布している中の一種です。
サボテン室手前の風除室には貴重なランが展示してありますので、ぜひ足を止めてケースを覘いて見て下さいね。