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エジプトとサボテン

2015年07月20日

 花サボテンの花が終わり、サボテンの話題が少なくなりましたので、サボテンの話題を一つ。

 以前、西暦4世紀頃のエジプトを舞台にしたスペイン映画にウチワサボテンが登場していることについて、時代考証を誤っている旨書きました。南北アメリカ大陸原産のサボテンが、ユーラシア・アフリカ大陸にもたらされたのは、コロンブス以降だからです。

 先日、同じく古代エジプトが舞台のアメリカ映画を見ました。昨年公開されたもので、旧約聖書のモーゼが主役の大スペクタル映画です。この映画に、またまたサボテンらしき植物が登場していました。写っていたのは、葉の部分だけでしたので、不確かなところはありますが、その葉を見る限りウチワサボテンでした。舞台は紀元前13世紀頃なので、コロンブスとは2、000年以上の誤差があります。
 
 この映画、サボテンだけではなく、私のような歴史素人目にもかなりの分野で考証の誤りがあるような気がしたので、色々調べてみたら、考証や描写等の誤りによりエジプトなどで上映禁止になったとか。すごい迫力の映画なのに、残念です。

 それにしても、古代エジプトにはサボテンがよく似合います。

 現在、アフリカのマダガスカルでは、ウチワサボテンの一種が侵略的外来種になっているとか。植物学的にはかなり悩ましいところですが、現地では、その実が食用として市場に出回っていたり、トゲのある幹が家畜を囲う柵に利用されたり、住民生活の中にしっかりと溶け込み、とても役に立っているらしいのです。複雑な心境です。(D)

ドラゴンフルーツです。先日開花しました。次回の開花で、人工授粉する予定です。

大型宝剣です。古代エジプトが舞台の映画を見るたびに、このようなサボテンが出てこないか注視しています。

今年なった大型宝剣の実です。奇跡のフルーツとも呼ばれ、美容にとっても良いようです。

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