よくある勘違い3
2015年02月26日
花サボテンの開花が始まるまで、引き続き、サボテンについて書きます。
しばらくお付き合いいただいているうちに、サボテンの雑学王みたいになってきますよ。
勘違いと言えるかどうかわかりませんが、「原生地でもサボテンと言う」と思っておられる方が結構多いいですね。
違います。原生地で「サボテン」は通じないでしょう。
サボテンは、日本で生まれた造語です。
語源は諸説ありますが、有力なのが、ポルトガル語で石鹸をあらわす「サボン」が日本でなまって「シャボン」となり、そのシャボンと「体(テイ)」又は「手(テ)」が合体してシャボンテイ又はシャボンテとなって、それがサボテンになったと言う説。手は、中国語でウチワサボテンを現す「仙人掌」からきています。
シャボン玉のシャボンと語源が一緒ですね。
何故、石鹸なのかと言えば、江戸時代来日していたオランダ人がサボテンの液を石鹸代わりに使っていたから。
つまり石鹸としても使える手のひらのような形の植物と言う意味です。
サボテンの語源が「石鹸」とは面白いですね。(D)
「大形宝剣」です。現在、」赤い実がなっています。南北アメリカ原生のサボテンですが、マダガスカル他アフリカで外来種として増え続け、駆除対象となっています。
「バーバンクウチワ」です。トゲが少なく食用にもなります。
「夕月雲」です。珍しい斑入りのサボテンです。