よくある勘違い
2015年02月12日
お客様で一番多い勘違いは、「サボテンは水が嫌い」或いは「サボテンは水がなくても育つ」です。
数・思い込みの強さ共に、他の勘違いを圧倒しています。
砂漠のような所でしっかりと生きているイメージから、水がなくても大丈夫と思われているのでしょう。
鉢植えのサボテンを買ってから、一度も水をやったことがないという方も多々いらっしゃいます。もはやこれは虐待です。
サボテンは水が大好きです。サボテンの体は、95%水でできています。原生地で巨大に成長した柱サボテンには、地上部と根部合わせて30トン保水するものもあると言われています。それだけの水を体にためているからこそ、厳しい乾季を生きていけるのです。
もちろんやりすぎてもダメ。根腐れしてしまいます。
春夏秋冬、水をやる量が微妙に異なります。水のやり方を間違えると花が咲きません。
なかなか、悩ましいです。
要領を得ない方は、ときわミュージアムに尋ねてみて下さいね。(D)
鋭稜柱です。限られたスペースに多数の品種を展示していますので、密集していますが、原生地では、こんなに密集していないと思います。
鱗片柱です。現在8m位あります。天井の高さの都合もあるので上部を切り取っていますが、本来10数mになっていると思います。
キンシャチです。これも水が大好きなサボテンです。平面的に根を張ってテリトリーを主張しますので、原生地では、こんなに密集していないと思います。